新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

簡単な仕事を難しくして自分を守る人たち


簡単な仕事なのにわざわざ難しく言って、自分の立場を守ろうとする人たちがいるよね、という話です。
新卒の新人さんは、先輩が正しくとも悪くとも、染まるしかないので、扱いやすいのです。

ちょっと頭のいい新人さんが難しい質問をしても、『それを考えるのがあなたよ』とか、適当にやり過ごして、あきらめさせておけばいいのです。
ところが、経験のある職員が転職してくるとやっかいなんです。

たいがい職場の違いは手順の違いですので、手順を優しく教えてあげればいいのですが、転職新人さんが手順を覚えると、あとは根拠の知識の差になります。

自己流の先輩にとっては、転職新人さんが何か新しい提案や、現状の問題を指摘しようものなら、今までのように楽にやれないので、頭のいい転職新人さんが来るのは非常にまずいのです。
そんな先輩がやる技は、『手順を教えないで転職新人さんを混乱させる』という技です。

簡単な仕事を難しくして、もったいぶって、教えてないのに、教えたような顔をして、転職新人さんを成長させないのです。
だって、転職新人さんがまともなことを言って来たらめんどくさくなるんだもん。

私が今まで言ってきたことが否定されるんだもん。

自分がダメだということがバレるんだもん。

いばれなくなるんだもん。

八つ当たりできなくなるんだもん。
だから、新人さんにはあまり発言させず、おとなしくさせておけば、安泰なのです。
そして優秀な新人さんほど、早く退職するのです。

人は少ないし、忙しいけど、自分が威張れる環境を優先するのです。

そんなふてくされた職員辞めさせればいいじゃん、と言われそうですが、管理者も気が小さいから手が出せないのです。
人事権のある管理者が臆病なのでは、その職場に未来はないですけどね。

現場も現場で『私がおとなしくしてれば平和なんで、あきらめてます』という感じです。
いちばんの犠牲者が利用者(お客様)だということをみんな忘れてます。
誰かが(特に管理者)が勇気を出して、ガツンとやらないと、犠牲者は増えていきます。

ガツンとやってくれた人を管理者が守らなければ、また負の連鎖は大きくなります。

やっぱり勇気しかないのかなと思います。
とにかく、簡単な仕事を難しくして自分の立場を守ろうとするのは、『優越感に浸りたい劣等感』でしかないのです。ウッシッシ

知野吉和


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