新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

上司の劣等感の方向で組織は動く


img_1287組織は経営者の劣等感が反映されますよ、という話です。

負けず嫌い、勝ち負け根性の経営は、そういう組織になります。
意地悪、八つ当たりをする経営者の下に働く職員は意地悪、八つ当たりをします。
任せられない経営者の部下は、指示されたこと、必要最低限なことしかしません。

現場のスタッフは、無意識に上司の劣等感を感じるのです。
口では良いことを言ってるけど、その通りにやるとなぜか不機嫌になる。
消去法で仕事をした結果、上司が不機嫌にならなない仕事の範囲が決まるのです。

お客様のため、と言われるので、良かれと思うことをやったら、「余計なことをするな」と言われ。
今いるお客様を大事に、と言われるので、親しくしていたら「仕事取ってこい!」と言われ。
お客様に合う商品を提供したら「こっちの高い方を売れ」と言われ。
施設を良くしたい!と言ってるのに、良くしようとする職員よりも、不機嫌な職員を大事にしたり。

現場のスタッフと、経営者(上司)の関係は、親子関係と同じで『許可をもらって、承認を得る』関係なのです。
現場のスタッフにしてみれば、許可をもらって行動するのが役目、経営者は許可を出して承認するのが役目なので、無意識レベルで出している許可の範囲を現場は見抜くのです。

劣等感はもらう側より与える側になると飛び出るのです。
だから役職者と言われる人は、自分を強くする必要があるのです。

こういう話をすると「劣等感は誰にでもあるでしょ?」と言われます。そうなんです。誰にでもあるのです。まずいのは『人間関係の中でバレること』なのです。
心理学を知らなくとも、なんだかわかんないけど矛盾を無意識に感じるものです。
我々は無意識に劣等感を見抜いているのです。

自分の部下がなかなか成果を出さないなーと感じたら、もしかしたら無意識に発信している自分の劣等感が「禁止」を出してるかもしれないですよ、という話でした。

※これは私が今まで見てきた施設や会社で経験したことですが、劣等感のない(バレない?)上司に恵まれたときは本当に仕事やってて楽しかったです。逆に劣等感の強い上司や経営者と組んだ時は最悪でしたけどねw

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