たまに個人的に感じることを紹介します。
いちおう、『コンサルティング』ということで仕事をさせていただいておりますが
お客様(施設、法人など)に期待されることは、現状よりも良くして、結果として
管理者にとってマネージメントしやすい人材をつくること、または主体的に組織が
動くようにサポートしていくこと、なんだと思っています。
私が目指している理念は、『チームワークを良くすること』です。
正しいか、正しくないかの価値観は破たんしていくのです。←これについては別の記事で。
社会、組織には矛盾があります。乗り越えていく過程で必要なのは、やはり
チームワークです。仲良く前向きに取り組むことが重要なのです。
管理者、経営者クラスが、チームワーク作りに興味がない場合は厳しいです。
資格にこだわったり、やる気のないやつは辞めてもいいとか、チームをまとめることに
必要性を感じていない組織には、介入そのものの意味が薄らぎます。
空気を読まない私でさえも、戸惑います(笑)
私はあくまで第三者であり、後方支援です。私がやりたいビジョンに向かうのではなく
チームワークのサポートを通じて、その組織が向かいたい方向に行きやすくするのが
私の仕事であると思っています。
だからといって、自分の意見を言わないとか、出さないのではなく、しっかりと
私の考えも述べさせていただきます。「チームワークがまず大事ですよ」と。
ちょっと厳しい言い方になりますが、管理者以上の組織はつくれないんだな、と思うことがよくあります。
管理者が臆病なら、組織も臆病になります。管理者が向いている方向に組織の可能性があるのです。
結果として、スタッフが育ち、主体性や、価値観を持ち、望ましい成長をしたにもかかわらず
管理者の望んでいる方向が違っていた場合は、悲劇です。チームはくずれていきます。
知恵をつけたスタッフに手を焼いてしまうケースです。
むしろ、スタッフが成長しない方が管理者にとってはコントロールしやすかったのに
学んでしまったがゆえに、言うことをきかない職員になる(みえてしまう)こともあるかもしれません。
どの組織でもそうですが、今の管理者のレベルを50とすると、組織のレベルも50なのです。
スタッフの力量を上げようとすれば、管理者自身のレベルも上げていかないと、もとにもどるか
前よりも悪い状態になるのです。
今まで普通に仕事をしていたスタッフが反論したり、指摘したりするケースは、もしかしたら
成長の証かもしれません。管理者よ、もっと学べ、というメッセージかもしれません。
私自身がまだまだそんな力量があるわけではないので、そのような悲劇は見たことはありませんが
スタッフの気づきの瞬間や、成長を感じたときに、そんな想像をすることがあります。
井の中の蛙たちに大海を見せたがゆえに、その井戸には自分(管理者)しか残らなかった。ってやつですな。