新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

目的をもつこと


「目的をもつこと」

施設ではケアをサービスとして提供する。

当たり前の事ながらそこには個々に

目的があるはずです。

プランなり計画書なりに文字にして本人の

意思とそれに必要なケア、訓練などが

記されています。

一方現場での話を聞いていたらそこには

あまり当事者に絡むプランやケアの内容より

楽しく過ごしてもらうため(みんなに)とか

◯◯なら喜んでもらえるかも?とか

これくらいなら出来ますよ!とか

あくまでも施設側、スタッフ側のキャパを

前提として話し合いが多いように感じます。

私が以前の研修の話で、水とコップ、の事を

していた時があります。

人には許容量があり、それを超えて溢れたら

限界が来ているはず。

またコップに並々水がある時には新しい水を

入れても溢れていくだけであること。

先の許容量と限界の話は、心とストレス。

コップから溢れる話は、研修等の学びの理解。

ストレスはある程度は発散するか誰かが少し

たまった水を逃がしてあげればよい。

新しい知識等は頭の中が一杯では聞いても

右から左へ抜けていくのだから現状の課題を

打破してから空いた分を学んだら良いという

考え方です。

当事者が描く思いを形にするために目的が

存在します。

その目的を達成するために必要なサービスを

プランニングして実践から到達を目指す。

無難に過ごすため、これくらいしか出来ない、

みたいな本人の意思を無視するようなケアを

している現場には未来が無いのでは?と

考えていくわけです。

現場で働く皆さんの利用者さんに対する

目的は何でしょうか?

決まり決まった時間の中で画一的かつ集団で

全てを施設ルールで行う事が利用者さんの

目的達成につながりますか?

日々の業務はきっと必要な事ばかりだとは

思いますが業務のルーティンの中に少しだけ

「本人の目的達成のためにすべきこと」

を入れてあげて下さい。

介護の仕事の魅力の1つであると思うので。

目の前の方の事を仕事中は考えてほしいですね

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