新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

時間がかかる


「時間がかかる」

確かにスタッフがやれば何事も早く終わる。

そんな事は考えなくても分かることです。

ただ掃除して片付けて食事出してみたいな

事は介護職というよりは家政婦とハウス

キーパーが専門であって、その段取りが

良いから「仕事ができる」とは言い難い。

そしてそれがあるから大変だ!と言ったから

そういう雑務をする方を入れたら肝心の

ケアをするかと言えばそうではなくて、

「介護出来る人を入れてほしい」

と言い出したりしますね。

もちろんそれが理想的ではあるけれども

雑務の時間がます減ればやれることはある

はずです。

あんまり言うから雑務をする方を他の部署へ

異動させるとしばらくしてまた言うのです。

「掃除が追いつかないから大変だ」

「元に戻してほしいのですが」

人はそんな都合よく動かせません。

まして自分たちで散々言って働きにくく

したあげくに自分たちがするのが大変だと

気づいたから戻して下さいなんていうのは

完全にバカにしてる事なのにそこにすら

気づけていない。人を批判して追い出したり

気に入らないからとゴネたり。

こういう感性でケアを丁寧に出来るのかと

疑問より不安しかありませんね。

この後先を考えず一時の感情で発言するのは

意外によく見られます。先を少し考えて

ものを言えば起こりにくいケースです。

またもう1つの問題は

「人をうまく采配できない」

「教えることが出来ないけど高圧的」

だったりするのです。結果として時間が有効

活用できるのにうまくコントロール出来ず、

それを他者のせいにするから揉めます。

こうした事例から考えたら時間がない原因の

多くには「考えない」で仕事をする事が

あります。効率、必要性すら疑問に思わず

「会社が悪い」「◯◯さんが悪い」

私は悪くない、悪いのは他者だという言い分。

自分で決めれない、結論が出せない未熟さを

認めれないつまらないプライドばかりが

加速成長して気がつけば人の話を聞かない

自分が正しい、自分は頑張ってるのにみたいな

自己顕示ばかり強くなるようになります。

協調性がないから周りと合わない。

合わないのは周りが私をいじめるからだと

やっぱり他人のせいで終わるのです。

本当に懸命に頑張っている方々がいるから

余計に見ていて、聞いていて、苛立ちます。

時間はないのでなく、無くしてるのです。

しっかり1つ1つ、業務を見直し、自分らの

今までを振り返り再構成していく試行錯誤を

繰り返していけば必ず改善はされます。

呪文のように「時間がない」と唱え続けても

時間は出来ないという事に気づいてください。

素直な気持ちと考える努力で。


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