新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

話を聴く


○○さん、トイレ介助お願い!

スタッフがスタッフに頼んでいる。
日常的に行われるシーンの一つですが
問題はこの後に潜んでます。

しばらくして頼んだスタッフが…

ちょっと!○さんは△にすることになって
いたでしょう?どうして出来てないの?

と怒り気味に注意をしたら、スタッフは

え?私はキチンとやりましたよ。
△にするのって私は聞いてませんが。

と返すシーン。

こういう連絡の行き違いや言った言わない
聞いてる聞いてないが横行しているのを
見ると、利用者さんにとって必要なケアが
出来てないんだろうなと思います。

研修会場で話しをしていて、それを感じる
時があり、最近人前で話す機会があれば、
意図して聞くのです。

「ちょっと近く方と話して見てください」
「これだ!と思うものに手を上げて下さい」

たいした事ではないのですが、意外に一部の方は
これが出来ない、というよりスルーするんですね(笑)

この今、言われたことを素直にしない状況が
もし現場なら、きっと頼んだスタッフはこんな風に
思うでしょう。

「キチンと指示してもしてくれない」
「何回言ってもやらない」
「話しを聞かない、聞いてない」

研修に参加して第三者のいう普通の事すら
しない場合、身内になると余計にやらない
のですから。
相手の気持ちの理解が出来ないのだから
利用者さんの意図する事なんて聞こうとも
しないのだろう、、、と思います。

こうした事をふまえて現場やスタッフさん、
研修会場の方々を見ると、人間関係が原因で
職場に問題がある事は、当たり前かなと思います。

だからまず、
相手に言われた事がよっぽどおかしな事で
ないのなら、

その言われた事をやってみましょう。
分からないなら聞いてからやりましょう。
その上で話し合いをしましょう。

一番罪なことは「聞いてしないこと」

そんな事を気持ちの片隅に残しながら
日々の業務や利用者さんへのケア、
そしてスタッフ間で話しをしてほしいと
思います。

いい雰囲気の中で利用者さんが過ごせるように!

放浪後の一言:話は聞くでなくて聴くなんだよね


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