燕弥彦西蒲食支援ネットワークの高井です。
今年9月、燕市・弥彦村12施設の特養代表者の皆さんとお話をする機会がありました。
この地域は他の地域と比べて、特養への入所の割合が高いため、居宅の患者さんと同様に施設の患者さんのフォローも考えないといけません。
入所者への口腔ケアに関しては、すべての施設で実施されており、またすべての施設が今後の課題としたものが、入所者への食支援でした。
特養などの食支援を円滑にすすめるため、介護保険制度には「経口維持加算」というものがあります。わたしたちのような外部の専門職が入所者の食事場面評価とその後の会議を行うと、経口維持加算(1)と(2)が算定可能となり、対象者ひとりあたり500単位/月が加算されます。
対象者の条件、算定要件などの情報や経口維持加算計画書の様式はネット上にありますので、こちらでは割愛します。
おそらく今後は特養での看取りも増加するのではないでしょうか。そのとき経管栄養を選択しないとなった場合の対応も必要でしょう。また現に経口摂取している方への継続的なフォローも必要です。
誤嚥しそうになったらそれを防御する喀出力、多少誤嚥しても肺炎にならない免疫力・体力の維持・向上は介護施設における栄養ケア(食支援)と考えます。