おすすめ介護用品
ウィルアシスト
新潟県内最大級の常設介護福祉用具展示場
1階入り口入ってすぐの展示スペース。
食器やリハビリシューズ、
車椅子などが並ぶ。
昨年8月、燕市の株式会社青芳製作所内に、「県内最大の常設介護福祉用具展示場」(同社・秋元幸平専務)WillAssist(ウィルアシスト)がオープンした。介護福祉用具メーカー各社によって作られたNPO法人「UD21にいがた」が運営。同法人には、本間組、朝日酒造などの企業の他、新潟大学工学部福祉人間工学科が参画し、ユニバーサルデザイン(※注)の開発と普及活動を進めている。
訪問した1月13日はあいにくの大雪。にこやかに出迎えてくれた秋元専務に、さっそく展示品を見せて頂いた。
※ユニバーサルデザイン(Universal Design、UDと略記することもある)とは、文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力を問わずに利用できる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。
メーカーのこだわりを知らせたい
施設は、「車椅子、健康シューズ、食器などの生活雑貨商品」「介護リフォーム」「トイレ」「福祉車両」「ベッド」などのコーナーに分かれている。小物以外は、販売・レンタルに対応していて、価格もわかりやすく表示。専門の相談員が、商品だけでなく、介護保険の利用法などについても詳しく教えてくれる。
中でも最大の特徴は、いつでも誰でも、その場で見て、触れて、体感できる点だろう。
たとえば、青芳製作所のヒット商品「楽々箸」(1,155円~)。
大ヒットしている楽々箸滑り止め付
(青芳製作所 1,470円)
-不思議な形をした箸ですね
秋元専務「利き腕ではないほうの手で握ってみて下さい」
これがびっくり。慣れない左手なのに簡単にものがつまめてしまう!
障害によっては、利き腕が使えない。そんな人でも、この箸なら、どんなふうに握っても箸先が自然にきちっとあって食事を楽しめる仕掛だ。
たとえば、座部にスイッチがついていて、立ち上がると自動的にロックがかかる松永製作所の車椅子(販売101,000円 レンタル5500円/月)。
詳しく楽しく。
説明してくださった秋元専務
秋元専務「ちょっと座ってみて下さい。認知症の方が間違って立ち上がっても、車椅子のほうが止まってくれるから、勢いに押されて倒れる事故を防げます」
なるほど。実際に体験してみると、よくわかる。
「介護福祉用具をレンタルしたり販売しているショップはたくさんあります。けれど、実際に触ったり、使ったりして、メーカーのこだわりまで説明してくれる小売店はこれまであまりなかったんです」(秋元専務)
そんな、無数のメーカーの代表として説明している。そのうれしさが、伝わってくる。
折りたたみもできる軽い杖は、一見すると、普通の杖。けれど、よく見ると握りの部分が他のステッキに比べて、かなり細くなっている。この微妙な造りが、メーカーのこだわり。
秋元専務「長時間使っているとよくわかるんです。この細さだから疲れにくい。製造しているのは長野県でスキーのストックを作っていたメーカーです。」
形状記憶ポリマー使用の食器
「ウィルシリーズ」
(スプーン、フォーク各3,150円)
介護する人もされる人も楽になる提案
青芳製作所といえば、形状記憶ポリマー使用の食器「ウィルシリーズ」(スプーン、フォーク各3,150円)。一見、普通のスプーンだが、お湯に入れてしばらくすると、握りの部分がゴムのように柔らかい。手が不自由な障害者やお年寄りが、自分の握りやすいようにつかめば、冷めた時はその形で固まる不思議な器具。このヒットシリーズは初代の「ウィルワン」から、現在の「ウィルフォー」まで続くロングセラーになっている。
こうした食器類はもちろん、館内には福祉車両のような大きなものから、小物まで、初めて見る商品がずらり。ひとつひとつ説明を受け、使ってみると、作り手の熱意がじかに伝わってくる。
介護用リフォームを施した部屋。
まるごとリフォーム実例が見られる。
リフォームコーナーは、リフォーム例をまるごと1-2階に分けて実物展示してある力作だ。
福祉車両を展示する室内駐車場から玄関扉をくぐり、中へ。バリアフリーの実践的な実例を多数展示。部屋のどこでも設置できるつっぱり型の支柱手すり(48,300円)や、和室と廊下の段差をなくす室内段差スロープ(7,560円)など、比較的安価ですぐ役立つものからホーム・エレベーターまである。2階に上がると、廊下の改装例。車椅子に乗って走ってみる。普通の住宅の廊下サイズだと、すぐに壁にどかん。車椅子ではいかに狭くて操作しづらいか、その感覚は実際に車椅子に乗ってみないと、まずわからない。
室内段差スロープ(7,560円)
どこでも取り付けできる支柱手すりバディ1
手すり48,300円、サイドバー12,600円
トイレコーナー。ヒット商品「ポータブル水洗トイレ ラブレット」は、和式トイレを水洗トイレにするのに比べ、工事費用が格安で済む。トイレまでの距離が長い部屋で寝たきりの場合などに、押入れに設置されることが多いそうだ。
その奥にあるベッドコーナーは、ワンフロア全体に床ずれ防止などの最新機能のベッドが並んでいて、さながら家具屋さんの趣きだった。1月21日には、床ずれ防止のセミナーも予定されているので、その模様と合わせて、このコーナーについては別の機会に詳しく紹介したい。
駆け足で回った数時間。
「介護する人もされる人も楽になる。これがこの施設のテーマなんです」。
楽になるだけでなく、楽しくなる。初めて体験しての感想だった。
この施設では随時研修やイベントが開催されている他、商品も入れ替わる。
今後、各コーナーや商品個々の紹介とあわせて、そうした情報を随時紹介していく予定。機会があれば、ぜひ一度、体験されることをオススメ。
疲れづらい握りの杖
(SHINANO12,600円)
立ち上がるとロックされる車椅子
(松永製作所 101,000円)
店舗概要と問合せ
| ウィルアシスト | |
|---|---|
| ホームページ | http://www.ud21niigata.org/shop/index.html |
| 住所 | 新潟県燕市小池上通 4852-5 燕小池工業団地内 |
| 問い合わせ | TEL 0256-64-9001 FAX 0256-61-2028(問合せ・予約時に、「御用聞きネット」で見た とお知らせ下さい) |
| アクセス | 燕三条インターから車で10分 |
| 地図 |
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