「妥協と協調」
最近ちょっとこんな事をあらためて考える機会があって思うところもあり書いてみた。
ある本を読んでいての言葉ですが
いわゆるこんなのがあります。
君子は和して同ぜず。
小人は同じて和せず。
つまり和と同が違うように協調と妥協も違うということ。
協調は一本、芯を持ちながら合わせられるところは合わせるもの。
妥協は芯がなく、始めから馴れ合いの姿勢でやっていくこと。
同じように合わせるにしてもかなり違います。
だけど介護現場で色々やっていると協調性が大切だと言ってる割にはかなり妥協性が強い現実が多いという事実ですね。
誰かが怖いから意見を言わずやっておく、なんていうのがまさしく妥協ですね。
また改善しなきゃいけないというよりも現状が大変だと不満はしっかり言うのに今を見直すことには消極的です。
会社がやれと言うならやりますよ!なんて言ってるけどいざとなるとまずやらない。
文句と陰口は言わなくていいと言ってるが止めない。
芯がない、楽な方に流されていく姿勢がこの矛盾した環境を作り出します。
自分に妥協する方の特徴はとにかく注意されても素直に聞かない、だからやらない。
しかしああしたい、こうしたいと自分の正しいと思う事には協調はない。
最後は人のせいにして自分は悪くないとアピールをすべく、雑用に力を入れる始末。
当然利用者に対しての見方は下なので、話を聞いてますと言わんばかりにアピールする割にはスタッフとは話さない。
結局文句や意見を言われない人には話をしてそのリスクがありそうな人にはかかわらない。
なので成長がないのです。
芯を通すことは難しいでしょう。
色々な方がいるのだから仕方ない。
だけど心や頭の中まで無理に合わすことは必要ないのです。
芯のある方との話し合いに議論はつきもの。
それを良しとするかどうかだと思います。