新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第31回介護福祉士国家試験56


こんにちは(*^-^*)

 

【問題56】
杖歩行している高齢者の寝室の環境整備に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

1 足元灯を用意する。
2 ベッドの高さは60~65cmにする。
3 マットレスは柔らかいものにする。
4 布団は床に敷く。
5 特殊寝台(介護ベッド)に変更する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杖は片麻痺の方や膝関節や股関節などの変形性関節症などの方の歩行能力を改善する歩行補助具になります!安全に歩行するための対策を考えればここは答えが出やすいかもしれないですね!

では解説していきます!

 

1:〇

暗いと段差につまずいたり、物にぶつかる危険があります!足元が見えやすい状況をつくることが安全に歩行できると言えます!

 

2:×

端座位になった際に足底が床につく高さが望ましいですが、60~65㎝は高すぎます!一般的には35~40㎝が良いと言われています!国家試験はグレー問題は出題されないので「文章と数字の組み合わせは数字を疑え」ですね!

 

3:×

柔らかすぎるとベッドから立ち上がる際に沈み込んでしまい、立ち上がりにくいこともあります!適度な硬さが必要です!

 

4:×

床に敷いてある布団は起き上がりに力が必要で杖歩行の方は適しません!臥床する際もしゃがむ動作があり、バランスを崩して転倒のリスクが高まります!

 

5:×

国家試験ではADLを落とすような対応、環境作りはNG行為です!特殊寝台は自力での起き上がりや寝返りが困難な方に有効で、杖歩行ができるのでは必要性は低いです!


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