新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

生活支援技術⑤


こんにちは(*^_^*)いよいよ生活支援技術の最終章になります!

 

 

【問題58】

Cさんは、関節リウマチが徐々に進行している。何とか自力で寝返りをすることができるが、思うように関節が動かなくなってきている。体調に変動があるため1日の過ごし方も不規則で昼夜逆転の生活が続いている。

Cさんが夜間、安眠が得られるような介護福祉職の対応として、適切なものを1つ選びなさい。

 

1 早朝の散歩を勧める。

 

2 朝食は、とらないように勧める。

 

3 午後から、温水プールで運動をするように勧める。

 

4 マットレスは、柔らかいものを勧める。

 

5 枕は、硬く高いものを勧める。

 

 

 

 

 

 

 

関節リウマチの方の介護は出題頻度が高いため、確認しておきましょう!

キーワードは「女性に多い」「朝のこわばり」「天候や気温による」「見た目と不便さは必ずしも一致しない」「手足の小さい関節から左右対称に始まる」「便座を高くする(補高便座)」ですかね!では「がき解説」いきます!

 

 

1:×

症状の特徴の1つが「朝のこわばり」です!朝は悪く、夕方に回復する日内変動があるため朝の運動は逆効果です!

 

2:×

朝食は健康には欠かせないためとることが基本です!

 

3:〇

プールでの運動は浮力によって関節の負担が軽減されるため関節リウマチの方にとっては最適な運動方法です!

 

4:×

何とか自力で寝返りすることができるCさんにとって、マットレスが柔らかいと自力で寝返りは難しいためある程度の硬さ必要になります!

 

5:×

高すぎる枕は頭部の血行を悪くし、頸椎への負担もあるので適しません!低すぎても脳の興奮につながるため、程よい高さで適度な弾力があるものを使用します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【問題59】

終末期で食欲が低下してきた利用者の食事介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

 

 

1 食事の回数を増やす。

 

2 1回の食事量を増やす。

 

3 高カロリーの食事を用意する。

 

4 嗜好を重視する。

 

5 経管栄養を勧める。

 

 

 

終末期の介護は利用者の方がどのように最後を迎えるかがキーワードです!「住み慣れた場所でその人らしく」ですかね!延命とは違うことに注意しましょう!では「がき解説」いきます!

 

 

1:×

終末期は摂食行為自体が身体的な負担になります!

 

2:×

食欲が低下している状態で食事量を増やすと、当然残します!残すことで「もったいない」「食べられなくなった」というマイナスの感情が働くので逆効果です!

 

3:×

消化・吸収機能が低下しているため、高タンパク質、高脂肪の食材を使うことが多い高カロリーの食事は身体的な負担になります!

高カロリーの食事で〇になる選択肢は腎臓機能の障害のある方の食事です!

 

4:〇

「その人らしく」が終末期の過ごし方です!嗜好を重視することで満足感につながり心理的な支援になります!

 

5:×

経管栄養を勧めるのは本人・家族と相談の上、医師が判断します!安易に勧めるものではないです!


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