新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

大学生がボランティア活動をする意義について


私の好きなことばのひとつに「チャンスは、動いている人にやってくる」というのがあります。

確か、パナソニックの創業者、松下幸之助さんがおっしゃったことば。

 

先日、ハンドベルでリハビリ体操した・・・と投稿したところ、とある幼稚園の先生から

「幼稚園にも来て!」

ラブコールがありました❤

 

早速そのことを学生たちに伝えると

「いいですね!」「行きます!」

と声をかけていただいたことを喜んで、とても乗り気♪

これやると喜んでもらえるよね、自分たちもワクワクするね・・・

といった気持ちで、ひとつの活動に参加していると、そこから同じ思いを持った人に出会うことができる。

そして、そこから新たなアイデアが生まれたり、新たな人とのつながりも生まれてくる。

実際、今回のデイサービス訪問というゼミ活動では、最初からハンドベルをやろうと考えていたのではなく何となく話の流れと思いつきで始めたことで、幼稚園に行くということも予定していたわけではなく、たまたまお声がけいただいたもの。ほぼ成り行きに任せた活動で、これができるようになる、これを達成するといった、明確な目標が最初にあったわけでもありません。でも、この活動を行う中で、何かをやればやるほど、どんどん新たなつながりが生まれていくことを学生たちは実感しているのではないかと思います。

デイサービスを訪問するというゼミ活動は、現段階では学生の自主的な活動ではないかもしれません。そして、ゼミとしてのオフィシャルな活動はまもなく終了してしまいます。

でも、学生時代は、自分の時間をどう使うのかを自分で決めることができる幅が広がります。これをきっかけに、学生たちには大学の中だけにとどまらず、どんどん自分たちの暮らす地域の中に入り込んでいってもらえればと期待しています。

自分が動いたことで何か新しいことが生まれる楽しみや喜びを、これからの大学生活の中で存分に味わってもらえれば何より。

大学生が地域でボランティア活動をする意義というのは、多分それを肌身で感じることができるということなんじゃないかな・・・(*^-^*)


About the author

五十嵐 紀子

未来の介護福祉士が現場実習で学んだこと、教室で学んでいることのあれこれを、コミュニケーション研究者がつづります。介護の世界は驚き・感動・発見もりだくさんのワンダーランド。介護におけるコミュニケーションの難しさとおもしろさ、介護職のカッコよさを伝えます!