朝起きたとき、お部屋から這って出てきて
いつも迷子になってしまうおばあさんの話。
四つん這いでどこまでも行く(笑)
(転倒の危険がないところが強み)
別に逃げようとしているわけじゃなく
起きたので部屋から出てきたって感じ。
誰かの布団に一緒に入っていたり、ベッド下にもぐりこんでいたり
便所の隅に篭っていたり、はたまた行けるとこまで突き進んだり。
それが他の方の対応時にあると
いつの間にか行方不明になっている。
朝方の排泄援助のときは特に注意。
物音立てずどっか行くんだから。
でも。
起きるまで見てるわけにもいかないし扉に鈴つけたりも
面倒くさいし、起こして同行させるわけにもいかない。
(夜勤の朝は忙しいのです)
そこでいいこと思いついたのが…
名づけて【パンくずケア(仮)】!!
こんな感じ↓
部屋から出ると目の前に片方の靴下を発見!→それを装備
あたりを見回すともう片方を発見→そこまで行き装備
その先にはなんと上着を発見!→朝は寒いしこれも着ておこう。
もう少し向こうには帽子あり→ついでだし、これもかぶってみようかな。
あれ?あっちが明るいぞ。→ちょっと行ってみよっと♪
フロアに到着!なんか見慣れた光景が!→テーブルにお茶が!
いつもの席に着席(自分でイスにあがる)→朝の水分補給を開始www
※ちなみに帽子はイスにあがる際の転倒・転落対策ですw
とりあえず実践したところ…
行方不明にならず、しかも誘導も見守りもすることなく、
フロアまで行けるじゃないか!(しかも水分補給まで!)
そんなこんなで。
朝の着替えを自分なりに済ませて
フロアに来て自分のお席に着席するように。
お茶だけじゃなく、贅沢にモーニングコーヒーを提供したり、
鏡やクシを置いて身だしなみを整えるよう仕向けたことも(笑)
タオルをぽつぽつと置いてみたら、それを運んで
テーブルに座ってたたみ物してたときは感動しました!
さすがにリモコン置いてもテレビはつけませんでしたがね…。
介護短歌
本人の
興味をそそる
落とし物
行き先示し
道案内に
ちょっと反則技かもしれませんが。
そもそも「いいこと思い付く」って
そのほとんどが悪知恵ですからね(笑)
まぁ継続していくうちに、何も置かずともフロアを
目指すようになっていったので良しとしましょう(笑)