新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第34回介護福祉士国家試験㉙,㉚


こんにちは(*^-^*)

昨日学生と一緒にkomachi介護本の取材に行かせていただきました!いろんな法人さんのお話を聞けて、学生にもいい学びになっています!出来上がりが楽しみです!

 

 

 

次の事例を読んで,問題29,問題30について答えなさい。

〔事 例〕

Jさん(75歳,男性)は先天性の全盲である。これまで自宅で自立した生活をしてきたが,最近.心身機能の衰えを感じて,有料老人ホームに入居した。

 施設での生活にまだ慣れていないので,移動は介護福祉職に誘導してもらっている。

ある日,介護福祉職がJさんを自室まで誘導したときに,「いつも手伝ってもらってすみません。なかなか場所を覚えられなくて。私はここでやっていけるでしょうか」と話してきた。

 

【問題 29】

Jさんの発言への介護福祉職の共感的理解を示す対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 Jさんの発言にうなづく。

2 Jさんの発言のあと沈黙する。

3 Jさんの話の内容を短くまとめて伝える。

4 Jさんの立場に立って感情を推し測り,言葉で表現して伝える。

5 Jさんの気持ちが前向きになるように.励ましの言葉を伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そのまま解説します!

1:×

Jさんは全盲のためうなづきを確認できないです!

2:×

Jさんは全盲のため沈黙すると、何が起こっているのか分からず、不安になります!

3:×

要約という技法になりますが、共感的理解を示す対応にはならないです!

4:〇

共感的理解を示すためには、相手の立場に立つことが必要です!

 5:×

Jさんは不安があるので、励ます前に不安を受け止めて共感的理解を示すことが大切です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では次の問題です!

【問題 30】

Jさんの不安な気持ちを軽くするための介護福祉職の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。

1 いきなり声をかけると驚くので,肩へ触れてから挨拶をする。

2 誘導時の声かけは歩行の妨げになるので,最小限にする。

3 角を曲がるときには,「こちらに」と方向を伝える。

4 トイレや食堂などを,一緒に歩きながら確認する。

5 食堂の座席は,Jさんの好きなところに座るように伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここも解説していきます!

1:×

突然肩に触れると驚きます!

2:×

具体的にJさんが状況が分かるように声かけします!

3:×

「こちら」など抽象的な表現ではなく、右など具体的に声をかけることが大切です!

4:〇

先天性の全盲があるJさんの不安を軽くするためには、場所を一緒に確認することが大切です!

5:×

食堂や座席の状況など具体的にまずは説明することが大切です!


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