認知症対策一般人にも有効


厚労省の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)には、認知症の施策は認知症の人だけではなく、一般の人にも有意義であることが示されていますが、私はその通りであることを実感しています。

認知症の人と対応する時の心得として「驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない」の三つの「ない」を実践することが大切であることが、認知症サポーター養成講座のテキストに示されています。この心得は認知症の人に有効です。その一方で、一般の人であっても、驚かされたり、急がされたり、自尊心を傷つけられたら、嫌な気持ちになります。また、これを実践することは、社会で人と関わる上でのマナーであると言えるでしょう。留意すべきことは、認知症の人は一般の人よりもより大きなストレスを感じやすいことであると思います。

三つの「ない」だけではなく、優しく笑顔で接することや、地域全体で温かく見守ることなどが、認知症の人への対応として有効であると言われています。これらは、全ての人達に有意義な心構えであると考えて、社会全体で認知症の人を支えていくことが望まれます。


About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です