どうも!福祉用具オタク バガボンド・テル こと徳橋でございます。
2015年度版「にいがたの介護がよくわかる」でも述べたように「2025年問題」「2025ショック」等々、巷で騒がれている(!?)問題がございます。10年後に一体どのような問題が起こるのでしょうか?
皆さんご存知のとおり、わが国日本は4人に1人が65歳以上の「高齢化社会」を迎えております。65歳以上の方が多くなると何で大変なのか、それは年金や医療・介護保険への支払い、つまり「社会保障費」に多くの予算が必要となるからです。
介護保険の年代別認定率をみると、65歳以上となっても70歳未満であれば、介護保険利用率は3%くらいなのです。が、70歳以上75歳未満では倍の6%となり、75歳以上80歳未満では4倍以上の14%と驚異的な数字となるのです。これが、いわゆる「2025年問題」「2025年ショック」といわれる内容です。
更には少子化により、高齢者を支えることができる人々が減少しております。納税者が少なくなれば、社会保障費に充てることができる予算も減少します。医療施設や介護施設で働く人も少なくなるのです。
10年後のアナタは幾つになっているでしょうか?アナタのご両親は?アナタの伴侶は?アナタが大切に思っている方々は?更にはその方々のご両親は?
平均寿命と健康寿命には、女性で13年間、男性で9年間の差が生じています。健康寿命とは、「他者からの援助をあまり多く受けなくても自立した生活を送ることができる期間」だそうです。この差はそのまま「介護が必要な期間」ということです。
介護は災害と同じで、大抵は何の前触れもなく突然始まります。そして多くの人が戸惑い「なぜ自分だけがこんな目に遭うのか」と、怒りや戸惑い、混乱が生まれます。家族に看護を必要とする人が長期間におよび存在し続けることで家族が崩壊してしまう場合もございます。介護は綺麗ごとだけでは済まされず、介護を必要とする割合の多少にかかわらず、大変で辛く、出口の見えないトンネルの中を自分ひとりだけで歩かされているような気になる方も少なくなりません。介護の継続はそれだけ大きな代償を必要とするので、介護を理由に離職される方が年間約10万人もいるという数字も納得できます。
ここまで読み進んでいただけた皆様ありがとうございます。暗い内容が続きました。ここからが肝心なのでございます。
現在、国・県・市区町村は、上記の内容を踏まえ「介護予防」「健康寿命の増進」に力を入れています。
「介護予防」「健康寿命の増進」などと聞くと「運動する」「体を鍛える」と、考えます。当然それらも重要なのですが、無理をしてしまうと逆効果となってしまうことも考えられます。そもそも運動習慣の無かった方が、突然運動を始める。という危険、一度に多くの運動をすると、その分、良くなる。と、考え一度に多く運動してしまう危険。等々、危険性を考慮して運動することが肝要かと思います。
普段の生活において「段差をなくす」「滑りにくくする」 歩くときの姿勢やふらつき有無によっては、「杖や歩行器の使用」や「手すりの設置」などの住環境整備も忘れてはならない非常に重要なコトなのです。
アナタが暮らしている「お家」はアナタがいくつの時に「建てられた」「住むことを検討した」のでしょうか?住環境整備の話をすると必ずと言って良いほど「住む家」を考えるときに「歳を取ったときのことは考えない」という話がでてきます。過ぎたことはどうしようもできません。が、歳を取ったら「それなり」に手を加える(改修工事)ことが必要なのではないでしょうか?
出来るだけ長く住み慣れた「我が家」で、家族にあまり迷惑をかけずに、少しでもアナタらしく生活していただきたいのです。
62歳です( ̄▽ ̄) 年金無くても暮らして行けるように、今、準備してます( ̄▽ ̄)
金沢先生 コメントいただきありがとうございます。とても嬉しいです。