新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

僕が介護を辞めようと思ったのは


僕が介護を辞めようと思ったのは

心の叫びが聞こえてしまうから。

『応えられずにごめんなさい』って
見て見ぬふりをしたこともあったっけ。

 

僕が介護を辞めようと思ったのは

頑張っても頑張っても報われないから。

思ってはいるものの実践できず、
ただ業務に流されてしまう毎日で。

 

不本意なことに合わせる自分が嫌になって

人に合わせるのも苦痛になって

でもお年寄りといるときは心が救われてる気がして

 

僕が介護を辞めようと思ったのは

『無理する必要はない』って言われたから。

それでもなお頑張りたいと思っていたのは
介護の可能性、その魅力が分かっていたから。

 

僕が介護を辞めようと思ったのは

自分の不甲斐なさに打ちひしがれたから。

辞めることばかり考えてしまうのは
きっと「頑張る」ことに疲れたから。

 

周囲の偏見や差別に耐えられなくて

そんな流れを止めることができなくて

でも介護ってこんなもんじゃないって信じていて

 

僕が介護を辞めようと思ったのは

希望が見えなくなっていたから。

同じように頑張っている仲間たち、そして
お年寄りの笑顔さえも見えなくなっていたから。

 

僕が介護を辞めようと思ったのは

介護の魅力を忘れそうになっていたから。

 

もう少し頑張れそうな気がするよ。

僕と同じような思いで頑張っている

あなたの温かさに触れることができたから。

介護短歌

辞めたいと
思ったときに
振り返る
自分は決して
孤独じゃないと

介護を辞めたいと思ったら、今一度振り返ってみてください。


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