新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

失言…


頭痛を訴えるおばあさんに一言。

『頭、大丈夫ですか?』

おばあさんポカ~ン。

あ、そういう意味じゃなくって…。

介護短歌

言葉遣い
馴れ合う中でも
忘れずに
尊敬の念を
感謝の気持ちを

前回の記事では言い足りなかったので
ちょっと言わせてください。

信頼関係があれば敬語で話す必要がないと思うあなた。

その信頼関係はあなただけが思っていることで、
お年寄りは妥協してくれてるだけかもしれませんよ。

仮に、あなたとその人が信頼関係を築けていたとしても
あなたがその人に対して【タメ語】を使ってしまうことで、
他の職員も真似して、その人に【タメ語】を使うことになるでしょう。

そう。あなたのせいで、その人は周りの職員全員から
馬鹿にされたような言葉で話しかけられることになるんです。

それをあなたはどう思いますか?

そのときあなたは職員相手に、

「私は信頼関係ができてるから良いけど、
あなたはまだできてないからダメなんだよ!」

って言いますか?

では果たして、その線引きはどこにあるのでしょうか?

 

【信頼関係の構築】イコール【タメ語】にはなりません。

信頼関係を築き上げるのであれば、むしろ僕たちは
お年寄りに丁寧な言葉遣いで接するべきなのです。

尊敬の念を言葉に込めて話していかなきゃ。
人生の先輩を相手にしているわけだから。

え?じゃあ認知症の方が自分を
家族と認識してたらどうすんの?

って思ったあなた!かなり屁理屈こきますねぇ。
「そのときはそのとき」って分かってるくせに。

例外を理由に、間違った対応を正当化しないでください。

そう言う屁理屈コキこそ、信頼関係を築けていないくせに
言葉遣いが荒かったりするもんです。気をつけてください。


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