新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

自分達の都合だけでは施設の運営はできない

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介護施設は、様々な部署があり、様々な仕事があります。

そしてそれらは施設が円滑に運営するためのものでもあります。

 

同時に職員は、施設の運営(色んな意味での利益)のため、動いていく必要があります。

これは他の職種でも同じでしょう。

 

当たり前ですが利益を考えなければ施設そのものが傾くわけなので。

何でもかんでも手当たり次第に人員や資金を投入はできません。

 

そして施設運営を考えた時、短期的に見ると一見職員個々や部署の負担が増えると感じるものが多くあります。

 

これは例を出すとイメージが湧くと思いますが、

 

手書きからパソコンへの移行。

物品の入れ替えや見直し。

施設内外の職員の異動。

施設宣伝のための作業。

社内ルールの変更など。

 

これらを経験した人のほとんどは、

「えー、今のやり方のほうがやりやすいよ。」

「どこも大変なのに何で異動するの?」

「何かあったら使うかもしれないのに処分するなんて」

「普段の仕事が大変なのにまた仕事増やすの」

なんて声を見聞きしたのではないでしょうか。

 

気持ちはよくわかりますが、組織は基本的にわざわざ自滅するような真似はしません。

一時的に負担が増えても、長期的にみてプラスになると見込んでのものです

 

記録の電子化や物品の入れ替えは業務の効率化やコスト管理。

宣伝の作業は稼働率向上。

職員の異動は感覚麻痺の防止や新たな気づきのため。

などです。

これらは短期的には結果が出にくいから、尚更否定方に考えてしまいがちです。

 

目の前の業務や自分の部署だけを見る…いわゆるプレーヤー目線でみると、

確かに負担と感じるでしょう。

私だってそう思ったことがあります。

 

ですが、本来職員というのは、

施設運営のために尽力する義務があります

自分達のことだけ、自分達の都合だけを主張するだけというのはちょっと違うと思います。

 

繰り返しますが、気持ちはわかります。

私だって一人のプレーヤーです。

 

ですが、こうした考えに至った時、頭の中で何かが結びつきました。

「そう言われればそうだよな」って。

 

とはいえ、どんな取り組みであれそれぞれの部署の負担度は無視できません。

経営側は各現場の負担度を考える必要があります。

ここはある程度考え方を現場寄りにしてほしい。

そして部署、現場側は、考え方を経営寄りにする。

 

ここの擦り合わせが大切だと思います。

双方が双方の考えを知ろうとすれば、もっとその職場は働きやすくなると思います。

 

 

〜今日の1枚〜

Ego Wrappin’ 「サイコアナルシス」

アルバムやベストアルバムにも収録されている定番曲かつキラーチューン。

昭和歌謡チックでジャジーな曲調がたまりません。

こちらは最近発売された7インチレコード。

About the author

rockkaigo

介護福祉士、介護支援専門員。業界18年の現役介護職員。 音楽、スケボー、スノボ、ラーメン、スーパーの半額タイムをこよなく愛する40歳。

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