<本試験まであと92日>
【 Aさんが点数を取れなかった理由 】
60問120分の模擬試験を受けたAさん。
いつも過去問を解けば8割以上は得点している人です。
調子がいいときは50点も取れていました。
いろいろランダムに質問してもほぼ答えられます。
しかし。
この模擬試験は得点が7割に届きませんでした。
本試験なら不合格の点数にとどまりました。
「なんで?こんなはずじゃない!!」
今まで積み上げてきた自信が音を立てて崩れ去り、
A さんはその現実を受け入れるのに数日かかったそうです。
このAさんからテスト中のことを聴いて、わかった事があります。
一つは、120分集中して問題を解くことを今までに数回しかしてこなかったこと。
そして、いざテストが始まると10分くらい経過した頃から
極度の緊張感と恐怖に潰されそうになり、集中できなくなってしまったそうです。
さらに、その不安から解答の根拠が分かっていても迷ってしまって、どれも正解に見えてしまったり、
考えれば考えるほど解答を絞りきれなくて、やっと選んだ解答が不正解…
そんなもったいない問題が10問はありました。
置かれる状態、環境、状況が変わると
思っている以上に自分のコントロールができなくなる。
これはAさんに限った話ではありません。
選ぶ数を間違えないように、
読み間違いしないように、
今年、絶対に合格したい!
と思って頑張っている人ほど
プレッシャーや緊張感は大きくなりますし、
失敗したくない気持ちが大きいので
それに比例して
「点数取れなかったらどうしよう…」
恐怖感も襲ってきます。
このような状態で、実力を最大限に発揮できますか?
不安、緊張、心配、恐怖…
これらは感じないようにしようと思っても
ほぼ不可能です。
この解決方法はたった一つ。
「そのような状況に追い込まれた自分」を
体験しておくことです。
不安、緊張、心配、恐怖を極度に感じたとき、
自分はどうなるのかを事前に知っていれば
焦りません。
知っていることはダメージを最小限にできます。
実力は、平常心で最大限に発揮できます。
平常心に保つには、
「体験しておくこと」
これが一番の解決方法です。
せっかくたくさん暗記しても
寝る時間を削って問題解いても
見たい番組をガマンして勉強しても
本番で発揮できなければ意味がありません。
そこで、ラスト50日となる8月に
「模擬試験」を準備しました。
この時期なら、
不安、緊張、心配、恐怖を極度に感じたとしても、
対処方法を考える時間がありますし、
自信を持って解答できなかった課題が
ハッキリしますから、その修正もできます。
そして、この模擬試験にはグループに分かれて実施する解説会が付きます。
グループで行いますので、きめ細かい対応も可能です。
なにより、試験後にすぐに確認できるのも効果が高いです。
なぜなら、試験中にそうとう感情を揺さぶられますから、その後に丁寧に問題を見直すと印象に残りやすいからです。
「鉄は熱いうちに打て」
これを実践していきます。
過去の受講者さんの結果を見て、総じて言えることは、
最終の確認は、慎重すぎるくらいが丁度いいということです。
今までの努力を無駄にしないために、自己点検をして備えてください。
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