新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第23回 ケアマネ試験 問題34

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今日も一問一答でストレッチ☆☆

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【問題34】
認知症のケアや支援について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 認知症初期集中支援チームは、都道府県が配置する。
2 認知症カフェは、認知症初期集中支援チームが運営することとされている。
3 認知症初期集中支援チームの対象者は、原則として、40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人又は認知症の人である。
4 パーソン・センタード・ケアは、認知症を持つ人を一人の「人」として尊重し、その人の立場に立って考え、ケアを行おうとする認知症ケアの一つの考え方である。
5 認知症施策推進大綱では、認知症の人本人からの発信支援を推進するよう明記されている。

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【答え:3・4・5】

認知症総合支援事業とは、
保健・医療・福祉のさまざまな分野の専門職が、初期の段階で認知症による症状の悪化防止のための支援を行ったり、認知症のかたやその疑いのあるかたに対して、総合的な支援を行うための事業です。

1 ×
認知症初期集中支援チームは、地域支援事業の
実施主体である市町村が配置します。

2 ×
認知症初期集中支援チームは、
認知症、又はその疑いのあるかたのご家庭をチーム員が訪問し、日常生活での困りごとや心配ごとを確認し、状態や症状に合った対応のアドバイスやご家族の介護負担軽減などの支援を行います。

認知症初期集中支援チームが認知症カフェの運営を行なっているわけではありません。

3 ○
認知症初期集中支援チームの対象者は、原則と
して、40歳以上で、在宅で生活しており、かつ
認知症が疑われる人又は認知症の人です。

具体的には、
①医療サービス・介護サービスを受けていない
人で一定条件を満たす人
②医療サービス・介護サービスを受けているが認知症
の行動・心理症状が顕著なため、対応に苦慮している

と定義されています。

4 ○
パーソン・センタード・ケアは、
認知症を持つ人を一人の“人”として尊重し、
その人の視点や立場に立って理解してケアを行う
認知症ケアの考え方の一つです。

1990年代初期、イギリスの心理学者
(故)トム・キットウッド教授によって提唱されました。

背景として、1980年代のイギリスでは、
効率を重視した流れ作業のような認知症ケアが主流でした。
その効率優先の認知症ケアを見直し、
その人の「個性」や「人生の歩み」に焦点をあてた
ケアにシフトする内容で、世界的に大きな影響を与えました。

5 ○
厚生労働省は2019年に「認知症施策推進大綱」を
とりまとめました。

認知症になっても住み慣れた地域で自分らしく
暮らし続けられる「共生」を目指し、
「認知症バリアフリー」の取組を進めていくとともに、

「共生」の基盤の下、通いの場の拡大など
「予防」の取組を進めるとしています。

大綱では「5つの柱」として
①普及啓発・本人発信支援
②予防
③医療・ケア・介護サービス・介護者への支援
④認知症バリアフリーの推進・若年性認知症の人への
支援・社会参加支援
⑤研究開発・産業促進・国際展開

を掲げ、この5つの柱に沿って施策推進するとしています。
対象期間は2025年までとし、策定後3年をめどに施策の進捗が確認されます。

認知症の人本人からの発信支援も明記されています。

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