【問題10】
通所によるサービスについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1 指定地域密着型通所介護では、機能訓練を行う必要はない。
2 指定介護予防通所リハビリテーションでは、医師等の従業者
により介護予防通所リハビリテーション計画の実施状況の把握が
行われなければならない。
3 介護予防・日常生活支援総合事業における通所型サービスは、
市町村の保健・医療専門職により運動器の機能向上に限定して実施される。
4 共用型指定認知症対応型通所介護は、
指定認知症対応型共同生活介護事業所の
居間や食堂を活用して行うことが認められている。
5 指定療養通所介護は、難病等を有する重度要介護者又はがん末期
の者のうち、常時看護師による観察が必要なものを対象者とする。
**************************
答え:2・4・5
**************************
1 ×
介護保険法第8条17項では、
「地域密着型通所介護」とは、居宅要介護者について、
老人福祉法第五条の二第三項の厚生労働省令で定める
施設又は同法第二十条の二の二に規定する
老人デイサービスセンターに通わせ、
当該施設において入浴、排せつ、食事等の介護その他の
日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの
及び機能訓練を行うこと(利用定員が第七項の厚生労働省令
で定める数未満であるものに限り、認知症対応型通所介護に
該当するものを除く。)をいう。
とあります。機能訓練を行うことをいうとあります。
2 ○
通所リハビリテーションの
サービス実施状況及びその評価については、
速やかに診療記録を作成し、
医師に報告することになっています。
3 ×
介護予防・日常生活支援総合事業における通所型サービ
スは保健・医療の専門職が提供するものだけではありま
せん。
具体的には、
・緩和した基準の通所型サービスA
・住民主体による通所型サービスB
・保健、医療の専門職が短期間(3~6か月)で行う通
所型サービスC
があります。
通所サービスCの具体的な内容は、
・栄養改善
・口腔機能向上
・認知機能の低下予防
・運動機能の向上
・膝痛、腰痛予防
・閉じこもり予防支援
・うつ病の予防、支援
・ADL、IADLの改善
があります。
実際は、実施主体の市町村によって内容は異なります。
4 ○
認知症対応型通所介護は3類型ありました。
①単独型:単独で行うもの
②併設型:
特養、養護老人ホーム、病院・診療所、
介護老人保健施設、介護医療院、社会福祉施設、
特定施設に併設して行う
③共用型:
認知症対応型共同生活介護事業所、
地域密着型特養、
地域密着型特定施設の居間(共同生活室)や
食堂を活用して行う
共用型は、指定認知症対応型共同生活介護事業所の
居間や食堂を活用して行うことが認められています。
5 ○
療養通所介護は、主に、
難病等の重度要介護者やがん末期の者であって、
サービス提供に当たり看護師による観察が必要な
利用者を対象とする地域密着型サービスです。
入浴、排せつ、食事等の介護その他の
日常生活上の世話や機能訓練を行うことで、
利用者の社会的孤立感の解消や心身の機能の維持、
利用者の家族の身体的・精神的負担の軽減などを
目的としています。
▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧ ▤ ▥ ▦ ▧
【根性論から方法論へ!】
12月も「目標設定講座」を開催します!
12月14日(月)13〜17時 新潟東区プラザ
受講料 5,000円
お待ちしております♪
https://ws.formzu.net/dist/S34856492/