感謝の訪問
ポジティブ心理学の創設者の一人であるマーティン・セリグマンは、感謝を伝える手紙を学生に書いてもらい、それを相手に届けさせて、目の前で読み上げてもらうという「感謝の訪問」の実験をしました。手順はこうです。
①自分の人生に非常に重要なことをしてくれた人の中で、これまでちゃんと感謝を伝えられなかった人を選ぶ
②その方への感謝の手紙を書く
③目的を伏せて、相手の家に訪問する
④相手の前で感謝の手紙を読み上げる
実験では多くの方が涙を流したそうです。そして、この実験の結果、感謝をしたほうも感謝をされたほうも、大きな幸福感を感じ、その効果は長期的なものとなりました。
私もここ数年、大変お世話になった人がいました。その方にまだしっかりと感謝を伝えることができていなかったため、先日感謝を伝えるためにその方の所にいきました。
感謝の訪問です。
①まだちゃんと感謝を伝えられなかった人へ
②その方へのサンクスカードを書きました
③目的を伏せて、相手のところへ訪問しました
④さすがに読み上げることはできなかったので・・・手渡ししました。
感謝の訪問を終えたあとは、少し晴れ晴れとした気持ちになりました。自分の気持ちを整理し相手に感謝を伝えるという体験は、普段なかなか作れませんよね・・。サンクスカード⇒感謝を伝えやすい環境ができるので、こういうときは便利ですね。
私はサンクスカードを読み上げることができませんでしたが、毎年恒例のサンクスの日には、利用者様へのサンクスカードを職員が読み上げます。感謝の訪問の実験通り、自然と涙が溢れ、温かな幸福感に包まれます⇒一日で最も感謝あふれる一日に・・・サンクスの日 サンクスの日 サンクスカフェ特別イベント
「ありがとう」という言葉は、ポケットにしまってはいけません ~ユダヤの格言~
感謝の訪問
お世話になった方への
まだ伝えていない感謝の気持ちを
ちゃんと「言葉」で伝えることで
自分の幸せにも、相手の幸せにも
繋がっていくのかもしれません
社会福祉法人みんなでいきる
みんなのリハビリセンター
センター長 小山智彦(作業療法士)
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