【問題28】次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
1 血清クレアチニン値は、高齢者の長期にわたる栄養状態をみる指標として用いる。
2 血清アルブミン値は、腎機能が悪化すると高値になる。
3 上腕や下腿の周囲長は、寝たきりなどで体重測定が難しい場合の低栄養の判定に使われる。
4 胸部X線検査は、心不全の診断にも有用である。
5 解熱せずに持続する発熱を、間欠熱という。
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答え:3.4
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1.誤り
栄養指標は、「血清アルブミン値」です。
血清中に含まれるたんぱく質の
成分血中の70%を占めるのが
アルブミンです。
アルブミンは肝臓で合成されます。
高齢者の長期にわたる栄養状態をみる
指標として最も有用なものです。
2.誤り
腎機能指標は、「クレアチニン」と
「尿素窒素」です。
この2つは老廃物になります。
これらが体から排出されずに血中に
多いということは、腎機能低下を疑います。
このため腎機能が悪くなると高値になります。
3.正解
低栄養の指標には、BMI、体重、血清アルブミン値、
上腕周囲長(上腕三頭筋皮下脂肪厚)・下腿周囲長などが指標になります。
4.正解
胸部X線は呼吸器疾患、心疾患の診断に
有用な検査です。
心不全による心拡大や胸水の貯留などにも
有用です。
5.誤り
間欠熱は、急な発熱と解熱を繰り返す
タイプで、稽留熱は、解熱せずに持続
する発熱をいいます。
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