【問題 48】
ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 インテークでは、クライエントの主訴と支援機関の役割が合致するかを
確認することが 重要である。
2 アセスメントでは、解決する問題、クライエント、取り巻く環境及びそれら
の相互関係 を確定することが必要である。
3 支援計画では、⻑期、短期などと期間を分けずに目標を立てることが重要である。
4 支援を終結する際は、終結に伴うクライエントの不安に配慮する必要がある。
5 支援の記録は、スーパービジョンに使用してはならない。
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答え:1.2.4
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1適切。
アセスメントは、はじめましての面談ですね。
すべての情報を聞くことよりも、
基本的な事をおさえることを目指します。
主訴を聞き役割が合致するか
(自分の所属機関で支援できるか)
判断するスクリーニング的な要素も含みます。
面談終了時には今後の方向性を
相談者・支援者が明確に共通理解し、
次のアセスメントにつながるものにします。
2 適切。
アセスメントとは「情報収集」です。
解決する問題、クライエント、
取り巻く環境及びそれらの相互関係の
情報がどのように結びつくか分析して
情報の統合・客観的理解を確定し
計画づくりにつなげるプロセスになります。
3 適切でない。
支援計画は勝手に作成して、強制的に
実行させるものではありません。
利用者と話し合いのもと目標を定め、
合意のもとに進めていくものになります。
漠然としたものではなく、支援の
ゴールに向けた長期目標を設定します。
次に長期目標を達成するために
必要な短期目標(小さなゴール)を設定します。
目標のない計画は適切ではありません。
4 適切。
支援の終結には目標を達成して終結する、
利用者が無くなって終結するなどが考えられます。
終結するとひとまずは関係を離れるかも
しれませんが、新たに解決すべき問題が
生じた際などの不安があるかもしれません。
「はい、さようなら」ではなく、新たに
支援が必要になった場合の対応について
伝えておく等の配慮は必要ですね。
5 適切でない。
スーパービジョンとは、スーパーバイジー
(経験の浅い人)がスーパーバイザー
(経験・知識の豊かな人)に
「一人前」になるため管理的機能・
教育的機能・指示的機能のトレーニングを
受けることをいいます。
スーパーバイザーはスーパーバイジーの
仕事に対して責任をとる立場にあります。
個人情報に配慮する必要はありますが、
データ収集や記録の技術を把握するために、
支援の記録を使用することは適切といえます。
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