新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

第24回本試験解説 問題32

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【問題 32】

高齢者の精神疾患について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 精神症状は定型的でなく、訴えが多彩かつ曖昧なのが特徴である。

2 老年期の抑うつの背景要因としては、社会的役割の喪失などがある。

3 老年期うつ病は、1年後に半数以上が認知症に移行する。

4 アルコール依存症の患者数に占める高齢者の割合は、近年急速に減少している。

5 老年期のアルコール依存症には、若年発症型と老年発症型がある。

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答え:1.2.5

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1正しい。

高齢者の精神疾患は、加齢に伴う変化が深く関与しています。

高齢者の特徴として、「非定型的」があります。

典型的な症状が出にくいという意味です。

精神疾患も、精神症状は非定型的であり、

訴えが多彩かつ曖昧が特徴といえます。

2正しい。

気分や感情の落ち込み、やる気が起きない

などの状態を「抑うつ」といいます。

高齢者では、

①身体的な衰えや機能障害

②慢性疾患への罹患

③家族との死別

④社会的な役割の喪失

身体的、社会心理的な要因のため

抑うつが高頻度に見られます。

3誤り。

老年期うつ病の原因はさまざまです。

①脳の器質性の変化

②老年期特有の心理・社会的背景

③身体的合併症

などです。

また老年期うつ病では、うつ症状の

改善とともに回復する一過性の

認知機能障害もしばしば見られます。

また、うつ病の発症から長期間たった

ものでもアルツハイマー病を発症する

リスクが高くなるといわれています。

うつ病から認知症への移行は、

1年で3%、2年で12%、3年で50%以上、

8年で89%という報告もあります。

4誤り。

アルコール依存症の患者に占める高齢者の

割合は、年々増加しています。

ここでは急速に減少とあるため誤りとなります。

5正しい。

老年期のアルコール依存症は、2つに分類されます。

①「若年発症型」若年期に発症し老年期まで持続

②「老年発症型」若年期には飲酒問題なし、老年期になって初めて発症

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