みなさんこんにちは。終活カウンセラーの井上です。前編では老後の資金について、平均寿命から見た必要額と年金額、そして貯蓄額を見てましたが、後編では高齢者に広がる貯蓄差をどう穴埋めしていけばいいのかを中心にお話ししていきたいと思います。
さて、もし親の貯蓄額が意外と少ないことがわかった場合、どう対応すれば良いか?高齢者世代は約8割が持ち家なので家賃はかからないことが多いのですが、国民年金だけで生活している場合は同居をするか、月に生活費の不足を補うため5万円程度は仕送りをする必要が出てきます。親の健康状況に問題が無ければ、アルバイトなどで生活費を得ることも提案してみて下さい。
病気や介護は公的医療保険や介護保険でなんとなりますが、不慮の事故に遭って障害を負ったりしたら経済的に破綻するリスクが非常に高くなります。もしそうなったら、遠慮無く公的扶助(生活保護)を申し出た方が良いと思います。
わかりやすくまとめると、「親の貯蓄がなく、国民年金のみで生計を考える必要がある場合は、まずは両親との同居や5万円程度の仕送りを検討」となります。確かに同居だけではなく、仕送りなんて…と考える方もいらっしゃると思いますが、まずは早めにご両親と相談、老後のプランもそれとなく確認していただければと思います。お金の問題は一人で考えるよりもご家族、必要であればファイナンシャルプランナーさんの力を借りることも効果的かもしれませんね。
どちらにせよ、長い老後!ノープランノーマネーではなく、今からしっかり準備をしていくことをお進めします!
次回は終活での介護知識を詳しくお話ししていきます。
どうぞご期待下さい!