みなさんこんにちは。終活の話題で必ずと言っていいほど直面するのが老後の資金の問題!定年までにいくら準備すれば良いのかを前編後編に渡り詳しく説明していきます。
80歳まで生きることが当たり前になったこの時代、やはり不安なのは経済面すなわちお金ですよね。よく夫婦二人世帯の老後資金は1億円必要と言われますが本当にそんなに必要なのか?
老後資金が1億円必要という計算は、夫婦二人世帯が月35万円の支出で25年間(65歳から90歳まで)生活することが前提となっています。仮にこの前提にしたがうとしてもサラリーマンで定年まで勤めた場合、平均寿命まで受給できる公的年金は専業主婦世帯の夫婦合計で約6000万から7000万円程度。さらに退職金や企業年金を受け取れる場合もあります。ですから65歳時点で用意しておきたい老後資金は1000万円程度です。現在、女性は3人に1人が90歳より長生きしますから、もう少し上乗せして1500万円ほどの貯蓄があれば安心でしょう。高齢者はそのくらいの貯蓄があるイメージもありますが実際はそうでもないそうです。2015年の調査によると、60代世帯の平均貯蓄額は1765万円。しかし5割が貯蓄750万円以下で、貯蓄がない世帯も約3割。以前は定年になると退職金が入るのが当然だったためそこで貯蓄額が劇的に増えていたそうです。ちなみにみなさんの会社はどうですか?退職金制度はありますか?また最近は転職される方も多いので、まとまった退職金を受け取る人が少ないそうです。話を戻しますが、今は50代で貯蓄がない世帯の割合とほとんど差が無いのが現状です。10年前に比べ定年後の再就職も難しくなったし、貯蓄の割合も年々少なくなっているそうです。高齢者の間に広がる貯蓄格差。ではもし自分の親の貯蓄額が少ないと解ったらどう対応すれば良いのか?次回はその点も含め説明したいと思います。