夏も終わりに近づき秋へと移り変わりはじめましたね。
世の中はまだまだ不安定で心落ち着かない日々を送っている方も多いと思います。
私共へご相談へ来られる方もコロナウイルス感染症の為、ご葬儀の形式の変更を余儀なくされたり
生前施設や病院へ思うように会いに行くことが出来ず歯がゆい思いをされている方が多いです。
一日でも早いコロナウイルスの収束を願うばかりですね。
今回は先日ご相談に来られた方のお話をしたいと思います。
高齢のお母様は施設に入所されていますが、コロナ禍で会いに行くことがままならない状態。
施設の方から食が細くなってきた事、元気がない事を聴きとても心配されていました。
この先、万が一のことを考えて、、、とご相談に来られました。
お母様をどんな風に送りたいか、大切にされている事は何かをお聴きしていると
「母らしい顔で送りたい」とおっしゃられました。詳しくお聞きすると
お父様の時は最後に入れ歯をお口に入れてもらったそうですが、どうもしっくりこない。
でも、入れるのが当たり前だと思っていたしエンゼルケアや納棺の際にも何も言われなかった。
だけれど最後に見たお父様のお顔に違和感を感じました。母の時は母らしい顔を望んでいます。と。
ご相談に来られたこの方に限らず、最後のお顔に違和感を感じる方は多いです。
例えば、痩せて歯茎が下がり入れ歯が合わないのに装着する。
頬のあたりやお口周りに凸凹が出て違和感が残る。
でも、入れ歯を入れないと唇が中へ巻き込まれている。
最後のエンゼルケアの中ではお口元の整えに時間をとることも出来ない。そんな現状があると思います。
私たち葬儀社が行う(すべての葬儀社が出来るわけではありません)処置保全・お手当では
装着してほしいとご家族の方の意志で入れる場合でも、
メリット・デメリットを説その説明をしたうえで判断していただき、
またお口元を整える別のお手当を提案もします。
お口元は特にお顔の印象を大きく変えます。
ご家族の望むその人らしさ・・答えはご家族の中にある。大切にしたいと思っています。
秋からまた専門学生に講師として看取り・ご遺体の処置保全を教えます。
必要な方へ必要な事が届く様に・・困っている事があればお伝えしています。
気になる方、ご質問のある方どんな事でも構いません。お気軽にご連絡下さい。
家族葬専門施設 花むすび https://hana-musubi.net/
新潟市西蒲区巻甲4026番地1
電話0256-77-8795
E-mail shibuki@hanakyu-sousai.jp
エンディングプランナー澁木いずみ
セミナー講師・処置保全技術レクチャー・終活関連講座 ご依頼お受けしております。
ご相談下さいませ。