こんにちは!
リハビリテーション✽介護Labo代表の山﨑隆博です(^^)
前回は『座位の捉え方』についてお伝えしました。
http://www.kaigogoyoukiki.net/specialist/yamazaki/2018/01/13/98/
今回は、「立位移乗を分解して考える(3):立ち上がり」についてお話していきたいと思います(^^)
「立ち上がり」の動きを分解してみると、
①座っている姿勢
②前傾運動
③おしりが浮く
④伸び上がる
⑤立っている姿勢
の5つになります。
上手く立ち上がれない方に関わる時には、
この①〜⑤のうち
「どの番号の所がその人の動きを妨げているのか」
を確認する必要があります。
なぜなら、
私たち介助者がその人の大切な動きを殺してる危険性があるからです!!!
「そんなバカな〜」
って聞こえてきそうですね。
でもそんなバカな話、
けっこうあるんです!w
〜立ち上がり介助を見直す5つのポイント〜
(1)潔癖症
「へっぴり腰で対象者と距離が遠い人」
(2)頭(ず)が高い
「目線の高さが見下ろす位置にある人」
(3)食い込ませ
「ズボンなどの衣類を持っちゃってる人」
(4)バンザイ
「腕を引っ張り上げちゃってる人」
(5)腰痛患者
「そもそも自分が腰が痛い人」
心当たりあります・・・よね!?
自分も周りの人を見ても。
(1)~(5)のうち1つでも当てはまれば、
あなたがその人の大切な動きを殺してます!!!
こんな介助者は介助者となんて言えません。
でも安心して下さい!
自分の身体を守りながら
その人の力を引き出す介助方法はあります!
単純です。
(1)潔癖症
→しっかり目の前の人に近づきましょう。
→極端な話、密着できるようになりましょう。
(2)頭(ず)が高い
→目の前の人と同等の高さまで「腰」を下ろしましょう。
→「頭」だけ下ろすと(1)になったり腰を痛めます。
(3)食い込ませ
→お断りを入れてから手のひら全体でお尻を包み込むように支えましょう。
(4)バンザイ
→脇を締めて、「上」ではなく「手前の下」方向へ誘導しましょう。
(5)腰痛患者
→まずは腰を治して下さい。
→You 〇ubeとかで沢山載ってますし、
この記事の一番下で紹介しているセミナーにぜひ!!
触れ方とか・・・
重心移動とか・・・
ボディメカニクスとか・・・
小難しいこと語ってる人が腰が痛かったり
頭が高く見下ろす介助してたりしますね(笑)
こんな口だけ野郎になったり小難しいこと考える前に
まず(1)~(5)を直して
100発100中で
涼しい顔して介助できるように!!!!!
必ず今よりも
「目の前の人が自ら立とうと動き出す。」
「目の前の人の表情が穏やかになる。」
「自分自身の身体も楽になる。」
と変化がありますから(^^)!
それではまた♪
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