今日も一問一答でストレッチ☆☆
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【問題35】
老年期の精神障害について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 老年期うつ病では、心気的な訴えは少ない。
2 老年期うつ病では、気分の落ち込みよりも、不安、緊張、焦燥が目立つ。
3 老年期の統合失調症の症状の再発は、配偶者や親近者の死が要因となることがある。
4 老年期のアルコール依存症は、認知症を合併することはない。
5 遅発パラフレニーは、老年期の妄想性障害の代表的な疾患とされている。
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【答え：２・３・５ 】
１ ×
老年期うつ病の特徴として、
①心気的な訴えが多くなり、めまい、しびれ、排尿障害、便秘などの自律神経症状が目立つ。
②気分の落ち込みは目立たず、不安、緊張、焦燥が目立つ
③自殺につながることが多い
があります。
心気的な訴えは多くなります。
２ ○
１の解説にもあるように、
気分の落ち込みは目立たず、不安、緊張、焦燥が
目立つという特徴もあります。
３ ○
老年期の統合失調症の症状の再発は、
配偶者や親近者の死が要因となることがあります。
４ ×
老年期のアルコール依存症は、認知症を合併す
ることはあります。
社会生活に支障をきたすほどの飲酒歴がある人の場合、
認知症の危険性が正常の人に比べて4.6倍、
うつ病の危険性が3.7倍に増加するとの報告もあります。
５ ○
遅発パラフレニーは、
老年期の妄想性障害の代表的な疾患とされ
ています。
遅発性パラフレにーの特徴として、
①なんらかのきっかけがある
②身体的疼痛・不快感・違和感が初発症状
③妄想対象は隣人が多い
④女性に多い
⑤単身、独居、社会的孤立者に多い
⑧難聴者に多い
などが挙げられます。
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