今日も一問一答でストレッチ☆☆
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【問題32】
褥瘡について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 褥瘡とは、体外からの圧力による皮下の血流障害により、細胞が壊死してしまう状態をいう。
2 半座位や座位では、肩甲骨部には発生しない。
3 発生要因には、病気や加齢による身体組織の耐久性低下がある。
4 同一部位への長時間にわたる圧力を減少させるためには、耐圧分散用具を用いるとよい。
5 指定介護老人福祉施設において、褥瘡マネジメント加算は算定できない。
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【答え:1・3・4 】
1 ○
褥瘡とは、圧迫・摩擦・ずれ・浸軟といった外力により血流が途絶え、細胞や組織に障害(壊死、ただれ、水泡など)を起こした状態をいいます。
2 ×
長時間取っている姿勢で褥瘡の出来やすい部位は変わります。
▶︎仰臥位→後頭部、肩甲骨部、脊柱部、ヒジ関節部、仙骨部、踵骨部
▶︎側臥位→耳介部、肩関節部、胸腹部、大転子部、膝間接外側、足関節外果部、
▶︎座位→座骨部、尾骨部
半座位や座位では、車いすに座っているときなどは、背部や肩骨部に圧がかかりますので、褥瘡発生のリスクはあります。
3 ○
褥瘡発生の要因として、病気や加齢による皮膚の脆弱化もあります。皮膚の弾力性の低下により発生リスクは高まります。
4 ○
同一部位への長時間にわたる圧力を減少させるには、体圧分散用具は有効です。エアーマットがポピュラーです。
5 ×
指定介護老人福祉施設に置いて、褥瘡マネジメント加算は算定できます。
また、介護老人保健施設、地域密着型介護老人福祉施設でも算定可能です。
算定要件は、以下の通りです。
•入所者ごとの褥瘡の発生に係るリスクについて、「介護保険制度におけるサービスの質の評価に関する調査研究事業」におけるモニタリング指標を用いて、施設入所時及びその後3月に1回評価を行い、その評価結果を厚生労働省に報告すること
•褥瘡が発生するリスクがある入所者ごとに医師、看護師、介護職員、介護支援専門員他が共同して褥瘡管理に関する褥瘡ケア計画を作成すること
•褥瘡ケア計画に基づく褥瘡管理を実施し、記録すること
•評価に基づき3月に1回、褥瘡ケア計画を見直すこと
•褥瘡管理マニュアルを整備すること
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