皆さん、こんにちは!ブログを見てくださった方からの意見もあり、今さらですが、今年の介護福祉士の国家試験を私なりに振り返りたいと思います。
まず、大きな変化ということでいえば、医療的ケアが5問追加され、125問になったことと、生活支援技術が26問に増え、介護の基本が10問に減ったということです!これは受験生にとっては勉強方法を変えたり、教材をどうするかなど不安もあったのかなと思います!医療的ケアに関しては追加初年度ということもあり、比較的基本的な部分の出題があったように感じます!そして専門学校の教員であり、来年度より受験する新潟医療福祉カレッジの学生にとっても大きな変化になると予測される生活支援技術の26問ですが、試験の割合でいうと20%以上を占めることになります!この科目をどう攻略して点数を稼ぐのかが合格へのポイントになるように感じます!今回もそうですが、この科目は比較的難易度が低めのため、合格ラインとされる6割(75点)以上点数を取らないと合格は難しくなるかもしれませんね!第29回の問題は難易度でいうと、例年通りのレベルだったのではないかと感じます!うちの学生にはまず5択に慣れることから始め、今は基礎的知識をインプットしている段階です!春先は過去問マスターを意識しながら勉強を進めていこうかなと考えています!
というわけで、前回の続きである「人間の尊厳と自立」の2問目に行きたいと思います!
【問題2】
Aさん(82歳、女性)は、アルバイト店員の息子(56歳)と二人暮らしである。Aさんは、3年前にアルツハイマー型認知症と診断された。現在、要介護2と認定されて訪問介護と通所介護を支給限度額まで利用している。Aさんは、身の回りのことに常に見守りや介助が必要であり、1人で外出して道が分からなくなり、何度も警察に保護されている。
訪問介護事業所が、アドボカシーの視点からAさんと息子を支援する場合の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 自分の食事も作ってほしいという息子の要望に、対応できないと断る。
2 息子の外出時は、Aさんが部屋から出られないように施錠することを提案する。
3 Aさんと息子に相談の上、社会福祉協議会にも守りボランティアの派遣を働きかける
4 息子に、市内に認知症家族の会があることを知らせる。
5 町内会に、回覧板でAさんと息子の状況を詳しく知らせるように働きかける。
初めまして 日々の試験勉強に大変役に立ってます。第29回の69番解説を見たいのですが検索してもでて来ません。どぅしたらいいですか?
初めまして。いつも参考にしていただきありがとうございます。返信が遅くなりました。第29回問題69は簡単に解説しますと…
選択肢1は成年期中期の課題、選択肢2は乳児期の課題、選択肢4は幼児期後期の課題、選択肢5は成年期初期の課題のことを言っています。よって選択肢3が正解になります。この問題は文字のイメージで解くのがポイントで、65歳以上の「成年期後期」の課題である「統合感の獲得」は抑えておくとよいかと思います。参考にしてみてください。
返信ありがとうございます。第29回介護福祉士国家試験と検索しても出てきません。やはりこちらのサイトが1番分かりやすいです。