新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

新人をチームで育成する


今年もあっという間で、もうすぐ9月になります。

定期採用の新人職員さん、徐々に独り立ちの時期かと思います。

 

今年度も色々な事業所で話を聞いてきて、

新人職員の育成に関する課題をどうやって改善したらいいか考えてました。

 

介護現場における新人育成の課題は色々あります…

・「プリセプター、チューター、エルダー」の定義や役割が曖昧で、みんな困ってる

・職員によって助言や指導の内容や考え方が違うんで、新人が困る

・新人指導は、忙しい業務のなかでどうしてもきつい、厳しい指摘をしてしまう事あり

(が、それに対するフォローが足りない)

・管理者やプリセプターでも育成の状況について全体を把握することが難しい。

・独り立ちの定義や評価も、事業所によって違う

・新人が業務に慣れてくると指摘も承認も減ってくるが、実は新人はすごく不安

 

これらを改善するためには、プリセプターを中心としたチーム育成のしくみを

繰り返しチームのメンバーに説明して、

全員で新人に関わることが大事かなと思います。

特に新人に対するプリセプターの関わりが少なくなるOJT後半については

チームのメンバーの働きが大事。

全員が新人に関わるだけでなく、関わった内容をプリセプターにも報告する。

 

そうすると、プリセプターは新人の育成の状況が把握できるし、それを踏まえて

新人に優しく(あるいは厳しく)、フォローができる。

 

ただし、プリセプターの上司の支援がないと

今度はプリセプターがつぶれる可能性があるので

そこは注意が必要だと思います。

 


About the author

斎藤 洋

新潟県在住|介護現場の人材育成支援|介護福祉士・社会福祉士・学士(心理学)・修士(社会福祉学)・日本社会事業大学大学院博士課程在学中| https://twitter.com/hiroshithenet

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