新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

足浴でリラクゼーション


毎日暑い日が続いていますね~

フットケア広め隊 ブラックはビールが主食になりました~(笑)

 

今回は足浴のリラクゼーション効果について

あらためて考える機会がありました。

 

80歳代の女性。

終末期と診断され、

ご自宅での看取りを希望されていました。

 

週2回はお風呂に入りたいと言われていましたが、

徐々に血圧が低下、主治医に相談し週1回の訪問入浴となり、

入浴の代替として訪問介護で足浴を週1回実施しました。

 

足浴を実施した日は、下肢の冷感も緩和され、

入浴された日と同じように

夜はゆっくり休まれていたとの事です。

 

今回はベッド上で、足浴を行いましたが、

好きな入浴剤を使用したり、

お庭のお花を少し浮かべたりと

リラクゼーションを目的とした足浴となり

とても喜んで頂けました。

 

グラフィックス2

 

なので!!!!

足浴の手順をしつこいって思われても、

今回は少し細かいところまでお伝えさせて頂きます。

 

☆足浴の効果については前回のブログ参照

⇒ 端午の節句のフットケア

 

準備物品
・足浴用バケツ(共用の場合はビニール袋)
・お湯(足浴用のお湯 37~38度、かけ湯のお湯 40度くらい)
・手桶、バスタオル、フェイスタオル
・使い捨手袋、軍手、ペーパータオル
・レジャーシート(水はね予防)
・やわらかい歯ブラシ、綿棒、消毒剤
・泡ソープ(石鹸でも可)
・必要に応じて、ニッパー、爪用やすり

 

グラフィックス1

 

手順
①アセスメントを行います。

足浴を行う事を伝え、健康状態、爪、足の状態の確認を行います。

 

②足首がつかるくらいの深さのお湯に5分程

足を浸します。(37~38度)

*必ず自分の手で温度を確認し、踵からお湯に入って頂きます。

*共用バケツの場合は、ビニール袋をバケツに

敷いてお湯を貼り、一人づつ取り換えます。

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③汚れていれば石鹸を使用して足を洗います。

 

④使い捨て手袋の上から軍手をはめ、

包み込むように、爪から指→足背→足裏→

かかと→指間をやさしく丁寧に洗います。

 *爪から指、指から足へと末端から中央へ、

  リンパの流れを意識して行います。

 

⑤綿棒や柔らかい歯ブラシで爪と皮膚の間や

爪の周りを軽くこすり、角質や汚れを取り除きます。

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⑥足に新しいお湯をかけて石鹸を洗い流します。

*かける前にお湯加減を確認します。

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⑦ドライタオルで水分をしっかり拭き取ります。

特に指の間は丁寧に拭き、

 *爪から指、指から足へと末端から中央へ

  リンパの流れを意識して拭き取ります。

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⑧爪が伸びている場合は爪を切ります。

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⑨保湿を行います。保湿剤を手に取り、

爪→指先→足裏→足背から膝下→足首から膝裏

かけリンパの流れを意識しながら保湿します。

*足裏は転倒予防の為 少量の保湿剤を使用してください。

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私は足がむくみ、だるい時にお風呂場で、

ハッカ油を数滴たらして足浴をします。

 

グラフィックス11

もちろんその後は

足の保湿をリンパの流れに沿って行い

やっぱり、しめはビールですかね☆

次の日、顔はむくみますが。。。。。

 

 

*皮膚が弱かったり、アレルギー等がある方は

精油などのご使用は十分ご相談のうえでご使用下さい。

 

1日動き続けている足を少しいたわってみませんか☆

 

フットケア広め隊 ブラック 春日恭子でした。


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