新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

ノーリフトって、ヨクワカラナイ。


どうも‼福祉用具オタク、バガボンド・テルこと徳橋です。

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先日、某国営放送で「手の名医」が紹介されていました。介護を職業とする方たちに肘関節痛などの「手(腕)の怪我(病気)」が多いのだそうです。

その介護職員は、手の痛みにより仕事を辞めようと上司に相談したところ、上司から名医を紹介され手術を受けることで職場に復帰する。という内容でした。

腰痛もそうですが、「持ち上げる・抱え上げる」というような介護を行っているウチは、このような怪我や病気に悩まされる人も多くなってしまいます。「ノーリフト」が言われ続けてだいぶ立つというのに、なかなか浸透しません。なぜなのでしょうか?

先週も「ノーリフト」とは、リフトを使用しない介護のことだ。と、冗談を言ったら、介護職の方が冗談と思わなかったようだったので、慌てて打ち消し、「持ち上げない・抱えあげない介助方法のこと」と、訂正しました。

ま、いまだにこのような冗談を言っている私もどうかと思いますが・・・。

介助を人の手ではなく、機械や道具を使用して行うことは敬うべき方々に対して失礼ではないか。という考えをお持ちの方も多いようです。

では、介助を「お米」に変換して考えてみます。

農家の皆様が時間と労力、血と汗と涙を流して大切に育て上げた貴重で大切な「お米」です。1粒のお米には7人の神様がいる。と、聞いたことがあります。決して粗末には扱えません。

そのような「お米」です。薪とお釜を使って大切に炊かなければ、炊飯器を使用して「お手軽」に炊くことは失礼にあたる。のではないでしょうか?

私は「自称、介護機械化推進派」などといっています。が、介護をすべて機械にさせろ。という考えではないのです。

力を必要とする介助、何千回も何万回も同じ応答をしなければならない介助、人の手で行うことで要介護者に精神的・身体的苦痛を与えてしまう介助は機械にさせたら良い。故障したって取り替えることができる。

その分、介助を行う側は「笑顔で接する」時間を増やすことが出来る。笑顔は伝染しますので、介助を受ける側も自然と笑顔が多くなる。

そんな介護ができたら良いな。

餅は餅屋です。それぞれが得意分野を活かして介護を行なうことが肝要ではないでしょうか?

なんてな・・・。


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