新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

入浴用リフト


どうも!福祉用具オタク バガボンド・テルこと徳橋でございます。

今回は「入浴用リフト」を紹介いたします。

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バスリフトにバスマスター、ネプチューンと、介護保険でレンタルできる商品といえば、ここら辺の商品が有名どころでしょうか?他にもたくさんあります。

浴槽の中での立ち座りが困難な方などが使用します。

今まで私が、このような入浴用品を提案した場合、たいていの方は「ここまでして自宅で入浴させなくても良い。デイサービスで入浴させる。」「他の家族が入浴するのに邪魔になる。」等の理由であまり歓迎されなかったです。

しかし、平成27年8月から2割負担となった方は、デイサービス利用回数、ショートステイ利用日数を減らすことを検討される。叉は減らすことを決定した方も少なくないと思います。

デイサービスやショートステイを減らすと「入浴」が問題となってきます。「垢で死ぬ人間はいない」確かにそうなのかもしれませんが、入浴は、ただ単に「垢を落とす」効果のみではございません。

認知症介護において重要な課題である「夜間の睡眠(昼夜の逆転)」(夜間の睡眠は認知症のみならず元気の源ですので重要です)や夜間の安眠を妨害してしまう「夜間の排尿」その他にも新陳代謝を高める「温熱作用」、血液やリンパの流れをよくする「水圧作用」、身体全体の緊張がほぐれる「浮力作用」等々、入浴は我々の生活に欠かせない非常に有用な恩恵をもたらしているのです。

我々の生活にとって大切な入浴ですが、足腰が弱くなるとスグに諦められてしまうのも入浴、自宅での入浴なのです。

以前に紹介した「シャワーチェア」や「入浴グリップ」、「浴槽台」や「バスボード」も有用です。が、歩くことができなくなるほどに足腰が弱ってしまうと、この「入浴用リフト」が必要となります。もちろん入浴用リフトのみでなく、その方が使いやすいよう、より自立しやすいよう様々な種類がある入浴に関する福祉用具との組み合わせにより、「自宅での入浴を諦めない。」ということが可能となるのです。

今後の制度改定により2割負担となってしまう方は激増することが予想され、平成27年8月からは2割負担とならなかったにせよ、今後、2割負担となってしまうであろう方々は、「2割負担にならなくてよかった。」と、安心するばかりではなく、「数年後に2割負担となってしまうかもしれない、それまでの間に準備する。いわば準備(猶予)期間を与えられた。」と、お考えいただきたいのです。


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