新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

気づいた人がやればいい、は、辞めたくなる


スケッチ (14)
気づいた人がやればいいじゃん、という業務のやり方は、結局はやらない人はいつまでもやらないよ、と言う話です。

介護現場の会議に参加していて、例えば、洗面台が汚れているとか、洗剤の補充がされてないとかで、じゃあどうする?という話になると、『気が付いた人がやればいいじゃん』という意見が出てきます。

今まで気づいた人がやってきて、いつかみんながやってくれるだろうと期待してたけど、結局は誰もやらなくて、『なんで私ばっかり、、』という不満になっているから、みんなが平等にやれるように議題として出されたのです。
それを今までと同じように『気づいた人がやる』というのでは何も解決になりません。

どこでもそうですが、『気づいた人がやればいいじゃん』という職員はたいてい仕事ができていない人です。
チームで仕事をすることの意味がわかっていない証拠です。
それがリーダーだったり管理者だったりすると、最悪です。
現場の苦労をわかっていないから言えるのです。

特に、補充や掃除は、やって当たり前ではなく、仕事として、いつ、だれがやるか、を決めることは大切です。
介護なんだから、福祉なんだからと、優しさや気づきを当たり前のように主張してくるヤツは現場でがんばりなさい。

ちゃんと仕組みを作ることが組織であり、良いチームを育てることになるのです。
気づきに任せていたら、気の利いた人から辞めていきますよ。

知野吉和

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