『うちの会社、儲かってないしお金ないけど、それでも働いてくれますか?』と言われて働くやつはいねーよ、という話です。
研修の依頼を受ける時に、『うちの施設お金ないんですけど、大丈夫ですか?』と言われることがよくあります。
社会福祉法人の場合、決算書などが公開されているので、その辺りを見ると、単発の講師料くらい出せるくらいのお金はあるのです。
でも、現場はそういうの知らないし、実際に節約させらてるし、故障や補修もなかなかしてもらえないし、車椅子もガタガタしてるの使ってるし、お金のかかることを言うとイヤな顔されるし、実際に管理者が『ウチはお金がない』と言って何もしてくれないから、本当にお金がないと思い込んでるのです。
現場の職員をあきらめさせる、という点においては、その洗脳は成功していますが、組織マネージメントにおいては失敗です。
社員教育に投資ができない、メンテナンスにお金をかけられない事業なら、衰退するしかありません。
家電量販店に行っても、『この商品売れてるんですよ~』と言って売ってるのです。
それで消費者は買うのです。
ウチの施設、売れてないんですよ、だからお金もないんです、将来も不安なんです、でも働いてください、入居してください、ってどうなんでしょうかね。
ビジネス=経営ができない施設に将来はありません。
だから、現場の職員に『ウチの施設はお金がない!』などと言わせないこと!!恥ずかしいよ!
知野吉和
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