仕事に向き不向きはなくて、そこに居場所があるかどうか、ですよ、という話です。
仕事の相談を受ける中で、「自分は介護の仕事に向いてないのではないか」という内容がたまにあります。
だいたいそう言うパターンは、新人か、転職したてか、異動したて、の場に慣れていない人たちです。
その場の雰囲気に慣れてない、人間関係に馴染んでない、なかなか仕事を覚えられていない、といった内容がほとんどです。
それって仕事に対する向き、不向きではなくて、馴染んでないだけじゃん、ってことです。
負けを認めたくないから、『向いてない』ということで、自分を傷つけないようにしてるんじゃないでしょうかね。
仕事とは、その場に馴染む努力をすることがいちばん大事なのです。
その場の人間関係に馴染むことが大事なのです。
僕の調査では、『利用者に人気がある職員』よりも『上司に気に入られている職員』の方が強いのです。
居場所がある、ということは強いのです。
現実とはそういうものです。
プロとしての知識や技術を高めても、現場に馴染めていなければ、意味がないのです。
組織で仕事をするというのはそういうことです。
教科書の勉強よりも、コミュニケーションスキルが重要だったのです。
向き不向きではなくて、組織に馴染むか、馴染まないか、なのです。
知野吉和
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