新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

外国人介護職員について


スケッチ (5)最近、ニュースやネットで外国人介護職のことについてよく目にしますので、僕が今までやってきた外国人教育の方法というか考え方を紹介します。(特にアジア圏)

・根拠よりも手順を教える、根拠は聞いてきたら教える
・職場で使う用語を教える
・方言を教える
・してはいけない、ではなくて、こうするといい、という表現で教える
・命とか尊厳とか、の教育はしてもいいけど、日本人よりももっと厳しい過去を生きてきた彼らにとっては、日本人のキレイな話はたぶんわかりにくいかも。
・彼らの「わかりました!」はわかってないこともあるので、見て確認する
・絵で教える
・日本語で教える(ダイレクトメソッド)
・同じ国の人を何人か雇う(母国語のコミュニケーションはストレス解消になります)
・同じ職員が教える(専門スタッフが教える)
・日本人との関わり方を教える
・謝り方を教えるw

他にも、記録の書き方の指導法や、日本に馴染んでいるかの確認法や、指導する時のポイントの引き出し方とか、認知症高齢者の関り方の指導とか、意地悪な介護職員との付き合い方とか、いろいろとありますが、普通の介護職員でも教えることは可能です。
しかし、外国人の介護技能実習生や、EPA、留学生たちが、育っていない事例は、『教え方』がわからないから、だと思います。
そもそも日本人の新人を育てられない介護職員には、外国人も教えられませんけどね。

教え方を教えられる人を探して、その人に指導してもらったらうまくいくと思います。
うっしっし。

知野吉和

※ただし、外国人介護職員が日本に定着するかどうかはまた別の課題があるのです。ちゃんと教育すれば日本人よりも優れたケアができる人もいるのに、制度や現場がそんな大事な人材を逃している事例が多いんです

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