新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

お金には種類があるのだ


%e8%b3%87%e6%a0%bcお金をかけて学んだら、そのぶん稼ごうよ、という話です。

例えば介護福祉士養成校で2年の場合、年間80万円として、160万円かかります。
授業数が2000コマ。160万円÷2000コマは800円。一コマ90分の授業で一人800円払っている計算です。
1日4コマなら3200円支払っていることになります。

まず学生は1コマあたり800円分学べているか、またはそれだけ支払っているのだから、教員にもそれだけの価値を提供していただきたいと思います。

もう一つ。資格手当だけで介護福祉士取得にかかった費用を取り戻すには、13年かかるという話です。

卒業して介護福祉士として働いた場合、『介護福祉士手当』で学費を取り戻すことになります。
例えば、介護福祉士手当てが月1万円とすると、160か月かけて160万円を取り戻すことになります。
160か月=13年ちょっとです。学校で介護福祉士と取得した場合、13年働かないと取り戻せないのです。
手当てが2万円なら7年くらいです。それでも7年ですよ((+_+))

看護師やOT,PTの場合は、その資格で就業しているので、給料の全てが手当分として考えられます。
介護の場合、介護福祉士でなくとも介護の仕事には就けるので、上のような計算になるわけです。

なので、介護福祉士を持っている人は、介護福祉士でなければならない仕事を積極的にやった方がいいと思うのです。
初任者研修の講師とか。介護教員を取るとか。施設によっては介護福祉士でなければリーダーが務まらないのであれば、それでもいいです。

宝くじが当たろうが、道端で160万円拾おうが、ほかの業種で160万円稼ごうが、介護福祉士を取るためにかかった費用は、介護福祉士として取り戻さなければ、ずっとその見えない借金は残るのです。
何のために投資をして、何で稼ぐか、ということが大事なのです。お金には種類があるということです。

そして、その資格の価値は、その給与で専門性を学ぶことで維持されます。
資格手当の半分くらいは自己研鑽に使ってもらいたいものです。

何度も言いますが、お金には種類があります。ここに気づいていない人が多いのです。

そのお金は何をして稼いだのか?何に使うのか。ということを考えたら、もうちょっとプロが増えるんでしょうね。

資格は取ってからがスタート。
『私、カウンセラーの資格持ってるのー』と言いながら、その資格で稼いでないなら意味ないよ、という話でした。

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