若干、決めつけたような表現になりますが、多くの介護職員さんとの面談や会話を通じて発見したことです。
介護のプロとしてのスタートラインに立っている人、プロとして成長する人の共通点を見つけました。
その大きな一つが、利用者(お客様)の内面的なところにポジティブなアプローチをしようとする姿勢があることです。
言い方を変えると、利用者(お客様)の現状をより良くしようと介入する人が、プロとしての姿勢を持っている、ということです。
介護に対してやりがいを見つけられていない人たちのほとんどは、この「介入」に対する面白さから離れている傾向にあるようです。
例えば
不穏な認知症の方に対して、積極的に関わろうとする職員さん
一日一回は必ず利用者(お客様)さんに声掛けをして必ず笑わせようとする職員さん
移乗の時、必ず痛がる利用者(お客様)さんに、今日こそは痛いと言わせないぞ、と関わる職員さん
などなど、必ず利用者(お客様)の精神や肉体の内面に対してポジティブな介入をしようとするこだわりを持っているのです。
当たり前のように感じますが、これって、すごいことで、こだわりを見つけられた職員はラッキーなのです。利用者(お客様)に積極的に関わろうとする最低限のスイッチを手に入れているのだから、教育は楽です。
最近、このこだわりを見つけられなかった職員さんを見かけますが、これは、我々先輩がしっかり見せられていないのかもしれません。
ぜひ、皆さんが感じている、介入の面白さを後輩に語ってあげてください。恥ずかしがらずに。では、ど~ぞ~(^O^)
知野吉和