ちょっとチャレンジしようかなと一度は考えてみるけど、「ウチの職員ではムリだ」とやる前から諦めてしまう管理者のお話です。
管理者も悩んでいるんです。
どうしたら職員がやる気になるだろうか。もっとこういうことをしてみたらどうだろうか。もっとこう考えてみたらどうか。などなど。
でも、過去にチャレンジして失敗した経験、あの職員がたぶん文句を言ってくるだろうとか、あの職員が協力しないだろうな、とか、いろいろ想像がつくんです。
たまにやってみなくちゃわからない!とウッカリ調子に乗ってやってみたら、やっぱり想像した通りの展開になるんです。
現場が自ら壊しておいて、「施設長は何を目指してるんですか!?」とか「私たちだってがんばってるんです!!」とか言うのです。
本音としては「ぜんぜんがんばってないよね?」とか「仕事中けっこうタバコ吸いに行ったり勝手に休憩してるよね?」とか「利用者と関わろうとしてないよね?」とか、いろいろ言いたいのですが、人は不足してるし、求人しても来ないから、管理者も強気に言えないのです。
ここまでくると、現場の職員の良心だけが頼りなのです。
「頼むから、優しくあってくれ。。。」
「頼むから、やる気ある人をいじめないでくれ。。」
「頼むから、決まりを守ってくれ。。。」
と、ただただ祈るだけなのです。
下手に何か言うと騒がれますからね(笑)
容赦なく騒ぎ立てる現場の職員を、どうやってケアしていくのか、どう考えても、想像した時点で、失敗してさらに悪化する状況が見えるのです。
だから祈るだけの管理者になってしますのです。
頭の中ではいろんなパターンが試されているのですが、ことごとく失敗しているのです。
『仕事しに来てるんですよね?』とか
『介護の仕事に来てるんですよね?』とか
言いたいことや確認したいことはたくさんあるんですけど、それをやるとどうなるか、想像できるのです。
何も考えていないのではなく、どう考えてもうまくいかないパターンしか想像できないのです。
だから祈るだけの管理者になるのです。
現場の気持ちもわかりますが、管理者もタイヘンなんですよね(>_<)
知野吉和
7月14日13:30〜小千谷市・惣万佳代子氏講演会
7月29日19時〜新潟市ビッグエコー・レクネタ増やします勉強会&懇親会
8月6日(土)13時~東京・スキルマトリクスセミナー
8月8日19:30〜上越市民プラザゆるい介護カフェ
9月3日10時〜東区プラザ・介護サミットIN新潟&懇親会
10月30日10時〜郡山市・かいごの学校&懇親会