新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

心の闇は過去からやってくる


img_7162.jpg時々介護職員さんから、お金を盗まれた、という話を聞きます。
たまに、ですよ。
たまに。

お金に限らず、食材を盗んだり、備品を盗んだり、そういう怪しい職員さんの話です。
スキルマトリクス理論でも、そういった泥棒スキルは見抜けないのですが、あとになって「やっぱりアイツがそうだったのか」となるケースを調べると、以下のような特徴がありました。

  • よく休む
  • 急に休む、休みがち→身内をどんどん病気にする(というウソで休む)
  • 連絡が取れない→休みは電話に出ない、折り返し連絡がない、など
  • 業務中に、ふらっといなくなる→たいだいタバコを吸いに行く
  • 送迎から戻ってすぐタバコを吸いに行く→とにかく喫煙率は高いようです(笑)
  • 動きが読めない→自分の担当のユニット以外の場所にいる
  • 他人のカバンを物色する
  • 他人の持っているものを知りたがる
  • 口だけ、言うだけで動かない
  • 自分から動かない
  • その人のいる施設で盗難事件が起こる
  • ゴソゴソしてる、なんとなく怪しい動きがある
  • 人の車に入ってくる(実際に聞いた話です)
  • かなり早い段階で信頼関係を取ろうとする
  • 相手に合わせるのがうまい→そこに適応するための自分を作る
  • 最初はまじめ
  • 県外から来る→過去の自分を捨てている
  • 外的な理由でここに来たという→生き方や職業選択の動機に覚悟がない
  • 多くのウソや取り繕いで生きている→言い訳、ウソがあるからあとでボロが出る
  • あとからわかるウソをつく
  • でも認めない。でも目が泳ぐ、言い訳が多い

泥棒に限らず、生き方や職業選択に覚悟がない、仕事ができない人たちは、人生の中での何かの被害者なのです。
過去の大きな心の傷が原因で、自己責任で生きれないのです。
まずは、仕事をまじめにやらないことを責めるのではなく、話を聴くことが大事なのです。
泥棒したことを責めるのではなく、話を聴くことです。
間違った生き方をしてしまうようになった原因や過去を聴いてあげることが大事なのです。

でも、仕事というのは、そんなことをいちいち相手にしている暇はないのです。
だから、ここから先は、組織の選択です。

  • 泥棒をわかっていながら、それを見逃して、組織全体の質を落としたいのか?
  • ウソツキをしっかり指導して、組織の基準を持ち、正しい職員を守るのか?
  • またはそんな生きづらい人たちを救えるだけのサポートの時間とスキルを提供していくのか?

ちなみにロッカーでサイフが盗まれた事件で、ある施設は警察を呼んで対処したところ、その施設では一切そういったことはなくなりました。
ある施設は、盗難事件を放置したため、泥棒が残り、優秀な職員から辞めていきました。
さらに『盗まれました』と相談に行ったところ管理者から『なんでお金なんか持ってきたの!!?』と逆に怒られたそうです(笑)

僕も昔勤めていた施設でサイフの中身を抜かれた盗難事件はありましたが、勤務表と照らし合わせると簡単に犯人は割り出せるくらい、短絡的な人がやっているのです。
そして被害者の人たちも、懲りずにロッカーにカギをかけないのです。
カギをかけない職員と、盗む職員。。。どっちもいろんなことがめんどくさいんでしょうな。

そして管理者に相談すると『ここは福祉施設だから、あまり事を荒立てないようにしよう』と、なーなーにします。
管理者も泥棒と同罪ですな。

とにかく、どんな過去があろうと、生きづらかろうと、アンコが飛び出ようと、泥棒を許す組織に未来はない!!
知野吉和
フォトコンテストで介護を盛り上げよう!!
そして9月3日介護サミットIN新潟(東区プラザ)にて!

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