新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

後出しじゃんけんをする人たち


IMG_5497.JPG本当は欲しかった。本当はやりたかった。という人たちは、無意識に相手を陥れている、という話です。

 

  
終わった過去のことを振り返って、「本当はやりたかった」、と言う人たちは、本当に、その時、チャンスがあったらできたのでしょうか?
例えば、リーダーとして選ばれなかった人が、『私がやりたかったのに』と言ったとしても、本当にやれたのか、うまくいったのかはわかりません。

 

別のリーダーがやってみたが、うまくまとまらず、だめだった時、『私がやればうまくいったのに』と言われても、本当にうまくやれたのかは誰にもわかりません。
  

 

これは、手っ取り早く承認を得るためにはちょうどいいセリフなんです。あとになって、『あの時、本当は私はあそこにいたのに』とか。承認を得る方法としては、成果を出すのもいいですが、実際に行動できない人にとっては、過ぎてしまった過去を使うのがいちばんなのです。結果がわかっている状態で言えるから。この結果がわからない未来に対しては自信がなくて言えないから、過去のことを使って言うと楽なんです。

 

そして、もっと不健全な承認を得る方法として、『なんであのときこうしなかったの?』と責めることです。じゃーやる前から言えや!ってことなんですが、やっぱり未来を語るには自信がない人は、とにかく過去を責めます。
そして周りを落ち込ませ、反省させることで優越感に浸ろうとします。

 

『だから私がいないとだめだ』とか、『私が正しい、あなたは間違っている』と思うことができます。
こういうのを僕は『後出しじゃんけん』と呼んでいます。
後出しじゃんけんをする人たちは、無意識にショックを受けないような生き方、自分を傷つけないためのコミュニケーションをします。

 

僕もよくやられます。

 

『あのー知野さん、○日の夜はひまですか~?』とか、『ちょっと話があるんですけど、、』と言って本題を出さない声のかけ方です。

 

○日は飲み会なのか?仕事なのか?なんの用事かを最初に言わない後出しじゃんけん。
ちょっと話があると言いながら、なんの話かなかなか言わない後出しじゃんけん。
ちょっと話があるんですけど、と言いながら、なんの用事もなくだらだら話されたこともあります。

 

人によっては、飲み会は嫌だけど、もっと別のイベントなら行きたいと思う人もいるのです。
人はひまだからOKなのではなく、そのテーマや人によって動くのです。
 
≪後出しじゃんけんにならないためのコミュニケーションをしよう≫
     

  1. なんの用事か、目的をはっきり伝えること
  2. あの時本当はこうしたかった、と後になって言わないこと
  3. なんであの時こうしなかったの?と先に言ってないことを言わないこと
  4. 後出しじゃんけんは、自分が傷つきたくないという自信のなさの証拠です

 

  
特に近年は、ネットや携帯のおかげで、自己主張する人としない人のギャップが激しくなっております。
後出しじゃんけんする人たちにとっては、格好の餌食です。
『えー、あの時あそこで飲んでたなら私も行けたのに』とか、『私もあそこに行きたかったのに』とか。

 

いわゆる心理ゲームという話ですが、これは、正直に人生を楽しもうとしている人たちを無意味に反省させるテクニックなのです。
  
実はこれは、無意識に八つ当たりをしているのです。後出しじゃんけんをする人たちは、『本当は自分もやりたいけど、傷つきたくない、本当は自分もやりたいけど、我慢している』などの、劣等感やストレスを抱えている人たちなのです。

 

 
もし、皆さんが後出しじゃんけんに苦しめられたときは、その人の本心は別のところにあるのだ、と思ってください。後出しじゃんけんをする人たちの過去の思い出から来るさみしさなのだということをわかってあげてください。

 

後出しじゃんけんをする人たちは、『一人で悩んで一人で生きろ!』うっしっし。
知野吉和


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