新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

自分に置き換えて考えろ!


  介護に限らず、接客接遇とは、相手のことを考えて、察して、感じて、適切な行動をする、ということですが、介護現場では、相手のことを考える力が弱くなってきているような気がします。という話しです。
要するに気づき、ということなのですが、よく耳にする行動として
お茶をこぼしても拭かない

尿取りパッドの交換時、便が出てなければ陰部清拭をしない

トイレ誘導時、終わった後ウォシュレットをしない

利用者の服が乱れてても直さない

車椅子の座面の両側にお菓子のクズや食べこぼしがある

利用者のベッドサイドにお菓子、食べこぼしが残っている

シーツに便が擦り付けられているのに交換しない

離床の際、布団をきれいにたたまない

衣類をしっかりたたまない

利用者の部屋がきたない。ちらかっている

などなどです。年配のリーダーや先輩が、『このくらい普通にやって当たり前でしょ!』と思いつつ、決めゼリフのように「自分がされたら嫌でしょ??」「自分に置き換えて考えなさい」と言う。
でもやらない職員にしてみれば、『いや〜。おれの部屋なんかもっと汚いっすよ!』と言う。ここで終了です。
今の時代、自分に置き換えて考えるということは、もう危険なのです。自分の生活や価値観に合わせたら、テキトーになるのです。
僕自身も、先日、介護の先生方と、学生の生活について話題になった時、学生がコンビニで買った袋のサラダを、袋を開いてそのまま皿の代わりにして食べていた、という話になりました。

他の先生方はびっくりしながら、どーいん!?と言ってましたが、僕もそれをよくやるので、『だから自分に置き換えることは危険ですよね』と、いちおう学生のフォローに回りましたが、今後は大変ですね。
今の時代、常識と言われるものを見える化して、ルールとしてやってもらうしかないでしょうね。

これが介護現場ですわ。うっしっし

知野吉和


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知野吉和

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2 thoughts on “自分に置き換えて考えろ!”

  1. 今というより、一人一人の自覚が無さすぎているのか、私の父親もデイサービスに九州から、引っ越して三重県でお世話になってました。が、毎日持たせる手帳は無くす。書類も入れて渡して下さい。と言われたので、入れて手帳と一緒に渡しましたが、書類は抜き取ってなくそのまま私の元へ… そして極めつけに父親が乾燥で両方の足に湿疹が出来たので、薬をお願いしてたのが、みんながいる前でやられたらしく、同じ利用者にダニがいると言われ傷つき、行かないと言われ今他を探してる途中です。
    主任からは普通にみんなのいる前でやってたらしく、なんだかな〜と私も施設で働いていましたが、そういう配慮してましたし、介護の免許持ってるのに、心が感じられることはありませんでした。
    今そういう施設が多くなってきてるのでしょうか〜
    いいところを見付けるのは、一苦労です。
    ほんとに自分に置き換えて、もしこれが自分だったらどうなのかと、立ち止まって考えること、必要だと、感じております。いずれは自分も介護してもらう立場になるんだよ❗ということをわかって人を介護してほしいものです。

    1. コメントありがとうございます(^^♪家族の立場であると、笑えない問題ですよね。いづれは自分も介護してもらう、、これも自分に置き換える、ですからやっぱり難しいですよね。お父様の安心できる場が見つかることを新潟から祈ってます(^^♪

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