かんちがいやろうに対する不満として聞かれることは
- 注意しても改善しない
- 自分はできていると思っている
- 自分は大丈夫と思っている
- 反省しない、自覚しない、自分は悪くない
- 自分はがんばっていると思っている
というような不満をよく聞きます。
かえって注意している先輩やリーダーのほうが負けてしまって、『言うだけ無駄』『言うだけ疲れる』状態になります。
わかりやすく言うと、周りの職員がレベル10とすると、かんちがいやろうはレベル20だと思っているわけです。
でも周りからはレベル2くらいに見えるわけですわ。だから、できていないことや、改善してほしいことを、当然注意します。
レベル10のリーダーが、レベル2の職員に注意するのですが、本人はレベル20だと思っているので、『このリーダー、誰に言ってんだろう?』状態です。
傷つかないように、申し送りや、朝礼で全体に注意を促す管理者がいますが、かんちがいやろうにしてみれば、自分のこととは当然思わないので、知らん顔です。他人事です。
やっぱり直接本人に言うしかないです。面談です。
最近、KYヘンタイかんちがいやろうの10段階スキルを解明してからは、これを使って職員さんと面談すると見事に見抜けるし、自覚を促すこともできるので、大変面談が楽になりました。詳しくは㋊㏭の新潟東区プラザセミナーでご紹介します。
面談では、とにかく、できていることとできていないことを、質問しながら進めていき、絶対に『これができてないよね』と言わないこと。本人はできていると思っているから。とにかく、質問で自覚を促すことです。
彼らが勘違いをするのは、自分の身を守るための技です。深い心理のところではわかっているんだけど、それを認めたら生きていけないのです。劣等感を隠すために勘違いという技を身に着けているのです。そこを無理やり認めさせようとすると、必ず事件が起きます。
あと、実際にシフトに入っているケースは、できないながらも、勤務表のひとりになっていることは、ほかの職員の身を守ることにもなるのです。それでも辞められたら夜勤が増えたり、仕事が増えるから、辞めさせるわけにもいかないのが現実ですよね。
KYヘンタイかんちがいやろうは成長しない、と言われますが、関わり方で変わる可能性は十分あります。
やっぱりリーダーさんたちが許す気持ちで関わらないと、なんですけどね。排除したらだめです。
でも、仕事ですので、リーダーさんの関わり方が良かろうか、悪かろうが、結果として変化がなければ、辞めてもらうしかないでしょうね。仕事ですから。
だから、どこまでリーダーが関われるか、どこまで現場が許せるか、いつまで給料を払えるか、ってことです。わかってあげたいか、あげたくないか、ということです。
KYヘンタイかんちがいやろうの共通点は、暗記力がないことです。暗記力はスキルに大きく影響します。面談したことすら覚えてなかったらだめですが、面談したことを覚えていたらなんとか光は見えますよ。
現場のスキルが低ければ低いほど、管理者、リーダーに求められるスキルは高くなるのですよ。うっしっし。
でも経営者が「KYヘンタイかんちがいやろう」だったらもうだめですけどね(笑)従業員は全員犠牲者となるでしょう。うっしっし。
知野吉和