介護施設に限らず、業務改善のオススメの第一歩は書式の変更です。
書式変更は介護職員さんに新しい決まりを伝えたり、人間性に頼ることなくできる改善方法だからオススメなのです。
業務改善は、非人格的アプローチと、人格的アプローチがあります。
ケアプランと一緒ですね。
人格的アプローチと言うのは、〇〇さんを説得したり教育することで変えていく方法です。
非人格的アプローチと言うのは、仕組みや仕掛けで変えていく方法です。
書式変更は、非人格的アプローチです。
例えば、研修報告などのレポート。いちいち上司が確認して書き直しなどさせてませんか?その上司にとっての確認の時間、職員の書き直しの時間にどれほどの教育的効果があるのか?
ならば、研修報告書(または復命書など)の書式をもっと書きやすく書式事体を変えればいいのです。
議事録にしてもそうです。話し合ったことが次回に活かせるような書式にするとか。
記録を書けない職員に教育をして書けるようにさせるのは、人格的アプローチです。
これは時間がかかるし、あまり合理的とは言えません。
記録を書けないのは書式に問題があるとみて、書式をもっと書きやすいようにするこれが非人格的アプローチです。そうすることで、人に期待しなくても良くなるしむしろ記録が苦手な人にとっては、そう書けばいいのか、と、教育的効果も見いだせます。
思ったように現場の職員が書類を書けない、提出が遅れるなどの問題があるならぜひ一度、面倒くさがらずに書式の改良をしてはどうでしょうか。