新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

ショートステイの稼働率を上げる


  このブログの愛読者さまからのリクエストで、ショートステイの稼働率を上げる方法を教えて欲しい、ということで、その話です。
実はリクエストをいただいた時、ちょうど目の前に新潟市内でけっこうがんばっているショートステイのスタッフと飲んでいたので、そのまま聞いてきました。こういうラッキーを引き寄せるのもスキルマトリクス的にしっかり説明ができるのです。えっへん。

《とにかく、なんでも受け入れる》
これしかないそうです。なんでも受け入れることで、スタッフのスキルは上がるし、信用も上がるそうです。これは現場にいても、実感するようです。困難事例をあまりにも受け入れすぎるので、外部のケアマネさん自ら現場の職員を労ってくれるそうです。これってそうないことですよね。現場にいながら外部と接することって少ないし、外部からの評価は現場にとってもやりがいになりますし。

さすがに受け入れ困難になった事例は、食事介助の人が多すぎて対応しきれないとか、帰宅欲求が激しすぎて窓から飛び出たり、道路に飛び出るので、対応しきれず、あきらめたそうです。
決して現場のわがままではなく、管理者も、『動けるならば動いてもらう』という方針を貫いているので、現場のスタッフもけっこうがんばっているようです。その証拠にその施設は離職が少ない施設です。
家族やケアマネさんからも喜ばれているそうですよ。現場はタイヘンですけどね。それが福祉だとか、役割だとか、理想論ではなく、とにかく経営として積極的に受けれいれているそうです。

よく現場の職員が、『まだうちはそんなレベルでない』と困難事例を断るケースがありますが、じゃあいつになったら受け入れできるの?って話です。3ヶ月後ならいいのか?来年ならいいのか?今です!今です!今です!今です!今です!今です!今、受け入れるのです。

《管理者のナイスな労い》
そんな忙しく、タイヘンな施設ですが、管理者さんが時々、アイスとかお菓子とか、持ってくるそうです。それだけでも現場の職員にとってはありがたいようです。ちょっとしたことですが、管理者がそういう労いの態度を示していることが、離職を防いでいるのかも知れませんね。僕も今度やってみよーっと(笑)良いことはマネしよう!!

他にも稼働率を上げることとしては、広報誌を配布するとか、ケアマネさんとの連絡を密にするとか、一度キャンセルしたお客様に対しても、空きがあったらフォローの電話を入れるとか、相談員さんが学ぶべきこともたくさんありますが、とにかく、なんでも受け入れるしかなさそうですよ。

現場はタイヘンだけど、仕事ってそういうことですからね。なぜか介護は現場が経営を圧迫しているフシがありますよね。うっしっし。

知野吉和


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